痛ましい事件が報道されていますね。

 

 この事案のニュースを見ていて、いくつもの児童相談所の視察の際に言われていた人材育成、人材確保、命を預かる覚悟、その覚悟を持った議会としての責任ある設置のための議決です。

 

 今回の野田のケースでつくずく感じるのは、1カ所の児童相談所で扱う件数とその事例の蓄積と、複数の児童相談所で扱う件数と人事ローテーションを考えたら、絶対に中核市児相はやめた方が良い。と思うのです。

 

 人員不足や予算不足を言いますが、どんなに増員したって、「自身の経験」を積んでいく数に限りがあって、その「自身の経験」の集合体が、順列組み合わせの数で、事例の蓄積件数がものすごい数で増えていけるのはやはり都道府県が設置する児童相談所だと思うのです。

 

 中核市が設置する1カ所児相だと、そこの人材でみんなが共有しちゃう事案件数だけが「自身の経験」にしかならないと思うのです。

 

 これって身をもって扱う件数が、事例の蓄積になっていくのであって、机上の情報による情報・事例蓄積は限界があると思うのです。

 

 私は、どうしても船橋市に児童相談所が欲しいのであれば、児童養護施設の十分なる整備と児童相談所の建設までを市が行い、管理運営は県に委ねるべきだと思いますね。

 

 政治力があれば、いろいろな人たちに政治力があれば、県中央児童相談所を船橋に持ってくる作業をするべきですね。

 

 千葉市には政令指定都市児童相談所があるわけですから、「千葉市内」に「千葉県中央児童相談所」が設置されている必要はありません。

 

 それぞれの千葉県児童相談所の管轄を再編すれば良いのです。利用者が多い、都市部に中央児童相談所をもってきて、管轄再編をして、効率的運用が必要だと思うんですけどね。

 

 そして、船橋市は家庭児童相談室の充実強化をする。ということでしょうね。

 

 どう考えても、ああいう悲劇は起こしたくないですね。