前回のブログでも書いたのですが、「会派とは」ということを話せる人が「会派」や「会派制」を口にするのは結構ですが、そうでない人が言うべきではないでしょうね。

 

 船橋市議会においては、会派制の定義がありません。もっというと勝手にてんでんバラバラな解釈による会派制です。今、船橋市議会で「会派とはこれこれこういうもんだ。」と言ったとしても、「それはあなたの解釈です。」で終わり。

 

 だからこそ、先般行われた全員協議会は「会派の枠を取り払って意見を述べる機会を作りましょう」ということでした。

 

 その記録の一端を掲載しましょう。

 

○議長(鈴木和美)

では、全員協議会を開く方向で、議会運営委員長に……(日色健人代表「例えばだから、ほかの提案が今何かあるのかなとか、ほかの考え方が」と呼ぶ)ほかの考え方、ほかにご意見のある会派があればどうぞ、もちろん。(日色健人代表「非公式だとみんな来ないわな」と呼ぶ)(笑声)全員で意識の共有を図るという意味ではある程度参加に強制力がないとなかなか難しい部分もありますし、先ほど言ったように、公開をしていくということでいけば。

 

○議長(鈴木和美)

ご意見ございますか。よろしいですか。では、議会運営委員長いらっしゃいますけれども、議会運営委員長のほうにその旨お伝えをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

 このように議長が述べてなんの異論も出ず、全会一致で決まった話なのにも関わらず、「会派」という発言したことに驚いたことは前回も書きました。

 

 しかし、まさに会派代表者会議というある意味、最高意思決定機関としてのの意味合いがある機関での決定を平気でひっくり返す発言をする会派というのは、まったく信用に値しない会派であるということになりますから、今後は要注意ですし、議会人としての、言論人としての最低限のマナーというか良識さえも持ち合わせないということになります。むしろ会派代表者会議への出席は遠慮願いたいくらいですね。

 

 

 

 また、効率的な会議運営のためにとか言っている議員がいました。(笑)。それは旧来からの、あるいは一般的に政治の世界で言われている「会派」の体をなしていない自派を糊塗するための詭弁に過ぎません。

 

 なぜならば、すでに意識がされている電子投票制度を導入したり、議会を取り巻くハードウェア面での整備が進むと、議会運営の効率化は機械、機器類が担う部分が数多くでてきます。

 

 私が一番嫌いな自己弁護のための詭弁って見苦しいですね。

 

 まあ、政治の世界ってそんなもんというか、それが一番多いと言うかね。(笑)。まあいいけど。