さて、私は予てから一般質問不要論を言っておりますが、その理由の最たるものが前回ブログの「課長の席議論」の議場への持ち込みです。

 

 こんな無駄はありません。

 

 質問を自由にできるようにしているからこそ、50名中7割近くの議員が「権利」とばかり質問をします。

 

 この準備等に付き合わされる執行機関の職員もたまったものではありません。が、まあ、準備に値しない質問も数多いので、逆に楽かもしれませんね。(笑)。

 

 で、この無駄を「無駄」というために、コストを計算してみました。

 

 824,184円/議会1時間のコスト

 

 です。これ~⤴︎、答弁コストは入れていません。数値にしにくいからです。でも大雑把に計算すると、一般質問で、市長答弁があるのと無いのとでは、5~6千円の差で、無い場合が一問に対して1万5千円前後です。市長答弁があるとそのための打ち合わせで2万円くらいでしょうかね。いくつもの項目を質問する議員がいますが、それですと、この金額かける質問数が上記の82万なんぼに上乗せです。

 

 もちろん、本会議1時間ですから、半分の時間で終える人はその半分でしょう。でも答弁コストは変わりませんからね。(笑)。

 

 さて、そういうことで、くだらん、「課長の席議論」の質問はほんとやめてもらいたいですね。

 

ということで私は不要論を言っていました。

 

 ところが新たな視点です。

 

 先般の勉強会で、質問者の議員全員が、要望、提言、提案した事案を予算化したらいくら予算があっても足りない。と。財政規律を理解した上で質問できないんだったら意味がないからやめてくれと。

 

 なるほど、そっちから来たかと思いましたね。

 

 確かにそうだよな。と。船橋市議会でも、例えばですが、3月の定例会は、29時間59分、質問者が36人でした。この時は一般質問、議案質疑一緒ですので、この人数で全てですが、これ以外に、議員だけの発議案質疑もありました。

 

 30時間として、

 30時間X824,184円+α(質問1問あたりのコスト)

 =24,725,520円+αですね。

 

 昨年12月の第4回定例会で、一般質問35名、議案質疑5名でした。総会議時間数が、27時間30分。

 27.5時間X824,184円+α(質問1問あたりのコスト)

 =22,665,060円+αですね。

 

 会議自体にこれだけの予算を費やしています。

 

 毎回だいたいこれくらいの議員たちが質問をしながら、「要望します。」「要望します。」「要望します。」「要望します。」とうるさいくらい言います。ほんとうるさいと思います。

 

 これを、全部聞き入れていたら、ホントいくら予算があっても足りませんよね。バカだな~と思いますね。これが今回の視点。

 

 ところが執行機関も執行機関で、アホですね。議会で言われたからって、予算つけてるケースがあります。やめろって。(笑)。

 

 一般質問で言われたことにはつけない。絶対につけない。という意思をもっていてくれたら、質問者も減るかもしれません。

 

 っていうか、「先ほどから御答弁申してまいりましたが、ただいまご要望をというお話がございました。しかしながら、誠に申し訳ございませんが、ご要望にお応えしかねることをはっきりと申し上げておきます。」とでも答弁すりゃいいんだよな。

 

 誰の指示か知らんけど、八方美人的答弁で厳しく追及されないような玉虫色答弁を繰り返しているから、くだらない質問が減らないのです。

 

 だから私も、だったら同じようにくだらない話でちょっかい出してみようと思っちゃうわけよ。

 

 それで、議案質疑の方に時間をかけて、一定例会送るくらいのど~んと構えた議案提出をすべきですよね。いかに条例をブラッシュアップするかとか、いかように予算を使うべきかというような丁寧な議論をする。

 

 それが本来なんだから。