さてさて、新聞の地方版にも4月1日の自治体の人事異動を伝えています。
船橋市も人事異動が行われるのですが、さてさて、どうなるのでしょうか?
前回のブログで、予算の賛成討論でもボロクソに言わせていただきました。
ずっと担当者に言い続けてきた、人事人材の問題です。
実は、船橋市という役場は、まったくもってアンバランスな人事を行っているのです。
かねてからこのブログで何度も申し上げております、縁故による入庁、人事異動が一つの弊害になっています。
もちろん縁故による入庁者全員が悪いということではありません。
むしろ、優秀な職員が多いのが実態です。地域の事情実情を知り尽くし、その縁によって業務をうまく取り回す。そういう職員がたくさんいるのです。
一方で、競争を勝ち抜いた職員各位は、そもそもの地頭がしっかりしていて、知識も豊富で優秀極まりない職員集団です。
しかし、それをコントロールできる人材が育たないし、育てなかったし、それを野放しでここまできてしまった。ということは否めないと思います。
人口急増で、職員を急増させることが良かったのか?それによる弊害が出ていないのか?ということです。
私は、予てから総務の劣化、機能停止を言い続けてきました。
今更の話でもありますが、私は、いわゆる「中途採用」をし、職員の年齢別バランスをとることと、外からの刺激を入れるという意味でもやるべきだったと思っています。
ひょっとすると今からでも遅くはないと思います。
やってるよ。というかもしれませんが、私が言いたいのは、そんな中途半端なアリバイ作りのような中途採用を言いません。
閉鎖的純血主義をぶち壊すようなドラスティックな人事をすべきだと申し上げているのです。
なぜこのようなことを申し上げるか?
いままで、国との交流人事をしたり、国からお越しいただいている職員がおりますが、完全お客様扱い。交流で向こうに行った職員は、戻ってきてからは、まったく何もなかったかのような配置、それなりの登用があるわけでもなく、全く意味をなさない人事交流。
まったくもって外の空気さえも入れさせないこの風土はどうしようもないポンコツ市役所を生み出しています。
これは、急成長する会社でも大きな悩みになるものですが、船橋市役所というところは、外的要因だけで大きくなってきた市役所です。
それを、何を勘違いしているのか驕り高ぶり、一流企業気取りなのです。
自分達に都合の良い、職員待遇面などを一流企業並みにし、中身を田舎役場のまま。否、今はこれまた何度も書いていますが、地方の小さな役場の方が、職員の意識は高く、士気も高くあり、しっかり日常業務を行なっています。
もはや、例えていう場合は、ポンコツ倒産前企業とでもいうのでしょうか?
私は本当に危機的状況であると心配しています。
議会がこれだけゆるく、チェック機能が働いていない中、独りよがりな業務が漫然と進行し、事件事故が起こっても議会がそれをかばう始末では、その存在意義も意味もありません。
私が、賛成討論でこのような嫌味を言っても、「長谷川がまた言ってる。だったら反対すりゃいいじゃないか。」と。
そういう発言こそ、議会劣化の原因でもあり、緩みきった執行機関を助長させる原因でもあるのです。
私は、年齢別、職位階層別など、さまざまな角度からの人材を育成する計画や、配置すべき自在のあるべき姿など、将来設計をしっかりしない限りで、前例踏襲の採用事務や人材育成をやっている限り、今後は意識のある職員の離職を誘発していくのではないかと危惧しております。
真面目で、しかるべき意識をしっかりもっている職員はいたたまれない職場でもあると思います。
そこで人としての尊厳を捨て、家族のためとか、様々な事情で職場に残ると決めた場合は、刹那的な仕事っぷりになるのは目に見えています。
なんとか一人でも多くの優秀な職員のモチベーションを下げない働く環境を整えたいものです。