これは新成提起の発議案です。

 

 会派会議の意見は、こんなもん今更なんだか?前からみんな言っているんだよ。何を今更。って歳だけ長老の議員経験少ない議員は言っていました。まあねえ~、僕もそうは思いましたけど。

 

 過去の経緯は知っているのかというようなことは質問するように言われました。なので、まあ、その辺を聞くか?って感じです。

 

海老川調節池(千葉県事業)の事業促進に関する意見書

 

 船橋市は、昭和 30 年代以降、東京の通勤圏拡大に伴う宅地開発により、急激に都市化が進展するとともに人口が急増し、現在では 62 万人を超え、県内で 2 番目の規模を有している。

 海老川流域では、この急激な都市化による大幅な雨水流出量の増加により、昭和 50 年代から平成初期にかけて大規模な浸水被害が頻発するようになったため、千葉県は海老川本川などの整備に尽力され、今では当時のように大規模な浸水被害が発生することはなくなった。しかしながら、近年、異常気象などの影響もあり、海老川の上流に当たる飯山満川など、支川の流域ではたびたび浸水被害が発生し、河川改修による早急な治水安全度の向上が求められている。海老川上流域の河川改修を行うためには、洪水を一時的にためて下流河川への流量を減少させる海老川調節池が必要不可欠であり、一刻も早い整備が望まれている。

 また現在、海老川上流地区においては、「海老川の水辺空間や周辺の緑との調和など自然環境に配慮したまちづくり」を行うための土地区画整理事業が検討されている。海老川調節池には、水辺の貴重なオープンスペースとしての多目的利用が計画されており、土地区画整理事業予定地と隣接する海老川調節池に、水と緑と人が生き生きと触れ合え る大きな空間が創出されることは、市民の福祉の向上に寄与するものである。

 千葉県の事業として進められている海老川調節池は、平成 27 年度末時点で約 92%の用地を取得し、暫定的に掘削を行い、治水効果の一部発現が図られているところではあるが、調節池を含む二級河川改修事業は昭和 51 年から計画されているものであり、船橋市民はその完成を、治水対策という側面及び貴重な水辺のオープンスペースの創出という側面からも大いに期待している。

 よって、千葉県においては、当該予定地の用地買収を早期に進め、海老川調節池を一日も早く完成するよう、強く要望する。

 

以上、地方自治法第 99 条の規定により、意見書を提出する。

 

 

船    橋    市    議    会

(提出先) 千葉県知事