人材育成についてこのブログでは、何度も何度も書かせていただいてきました。

 

 今回、市民の方との接し方の最悪な典型例について話が聞こえてきましたのでちょっと触れさせていただきます。

 

 市の事業を委託してお願いしている、団体の長の方なのか役員の方なのかわかりませんが、団体構成員全体としては納税額もめちゃくちゃ多額な団体の役員さんだと思いますが、その役員を呼びつけて書類を渡したそうです。

 

 その書類の最後の方に、次の記述です。

 

「拡大することは、市議会においても説明が困難なことから無理と考える。」

 

 明らかに市議会のせいにして事業拡大を行わないという記述です。

 

 ここでのポイントですが、「市議会で説明が困難」という理由付け。

 

 実はこの事業拡大の話は、事業開始前の事業説明の際には、経年で拡大をする事を説明しているものでした。ですから簡単に言うと、「事業開始前の(過去)にご説明した通りの予定で事業拡大を行うものです。」と説明すれば良いだけの話。「事業を拡大する事によって、サービス受給者の利便性も向上し、利用者が増加するものと想定されます。」と言えば、議会における説明は済む話です。

 

 次のポイントですが、文書を渡したようですが、その文書には、発信元の記載等が全くなく、出所不明の怪文書のような体裁でした。

 

 そういう文書を渡すという無礼をまったく感じなく、平気で出せる事へのお怒りは半端ではありませんでした。

 

 部長が呼びつけて渡した文書のようですが、部長に対する接遇の研修について調べてみようと思います。

 

 以前、印鑑を押す事などに関してブログを書いた事もありますが、まあ、ひどいですね。匿名文書だか怪文書だかを船橋市の部長が団体の役員に渡す。この行為、驚きです。

 

 地方制度調査会の答申の中にもあるガバナンスの問題だなと強く感じました。