船橋市図書館条例に関して、次のようなファックスを頂戴いたしました。ありがとうございます。

 

 まずはこのファックスについてご回答申し上げます。

 

 

 この方は最下段に住所、氏名を記載いただいていますが、消去して掲載させていただきます。

 

 公立図書館指定管理者制度を導入しないでください!

 

 とのことです。私には行政の執行権限がありませんので、このようにおっしゃられても、どうすることもできません。すでに市長にお願い済みであれば結構ですが、市長が船橋市の図書館の運営形態には最終責任を持ちます。もっと細かく申し上げますと、それ以前に、教育行政全般の事務局の最高責任者は、「教育長」です。

 

 教育長宛のお願いはなさいましたか?

 

 もっと細かく申し上げますと、教育行政の重要事項は「教育委員会」で決めます。教育委員が全部で5名いますが、そちらにはお願いしましたでしょうか?

 

 どうして急にこういう動きになったのか。議会で決める前に市民にきちんと説明して欲しい。

 

 とのことです。議会等の議案になる前に、随分以前からして管理にするか否か?あるいは今後の図書館をどうしていくかなどは、適宜議論があったと報告を受けています。

 

 議会にももちろん議決時の説明責任は生じますが、第一義的に説明をする責任は、船橋市教育委員会生涯学習部社会教育課や中央図書館にそれぞれの担当者がおり、詳しい説明ができることになっていますので、ぜひ、お問い合わせください。

 

 市民にもっと周知する時間が必要ではないか。

 

 私の認識は、市民の方々にはあまり関係のないことでして、利用者の皆さんの側は、不便になるのではなく、より良いサービスが提供されるものと確信をしております。

 

 国が、推奨する指定管理者制度というのはそういうものです。

 

 民間企業などが持つ事業運営ノウハウを公共施設等の管理運営に積極活用をし、より良い公共サービスの提供を行うものです。

 

 一部の政党の議員さんが、政党支援の組合員の減少を嫌って、市民の方々の不安を煽ることがあるようですが、船橋市において現在までに指定管理者制度を活用した案件で、問題が生じたことはありません。

 

 もし民間に移ったら個人情報の管理はどうなるのか。

 

 これらは、個人情報保護法はもとより、個人情報保護条例など関連法令等基づき保護されることは言うまでもありません。運営が民間の事業者になっても施設そのものは「船橋市」のものであり、隔週法令等により厳格に法令遵守が行われます。

 

 例えば個人情報の漏洩事故などを想定していらっしゃると思いますが、それは、直営であろうと、指定管理であろうと悪意をもって犯罪を犯そうと考える者がいれば、どちらでも起こり得ることになります。

 

 民間会社でもし利益が上がらず、突然撤退もあるのでは。

 

 そういう事象が起こらないように指定管理者の選定をしっかり行うことになると思います。

 

 選定委員には過去においても、企業会計などの有識者(税理士や公認会計士などの有資格者など)にお願いして、選定を行っていただきまして、この図書館の指定管理者も同様の選定方法になると思われます。

 

 また利益が上がらなければ、応募はしてこないものと存じます。

 

 佐賀県武雄市の図書館が「TSUTAYA」に移って、色々と問題が起きていると新聞で読んだが知っていますか。

 

 どの新聞のどの記事をおっしゃっているのかわかりませんが、メディアが面白おかしく取り上げたことは存じ上げております。

 

 導入時の武雄市長とは、視察の際にお話を伺ったことがありますが、非常にアグレッシブな素敵な市長で、行動力のある市長として全国からも注目されていた方です。

 

 指定管理導入前にお伺いしたのですが、すでにそのお話はしておりました。特段問題はないと思いました。

 

 また当時の議長は私たちが全国的に活動をしている議員の団体の創立メンバーとして素晴らしい議長ですが、彼も特段図書館のことは申しておりませんでした。

 

 また、開館後も議員としてではなく、見学をしましたが特段問題あるとは感じませんでしたし、大変多くの来館者で賑わっていました。

 

 おっしゃっていることが、選書、購入のことであれば、社会教育課にお問い合わせください。丁寧な説明があると思います。

 

 公立図書館は行政のものではありません。一人一人の市民の大切な知的財産でもあります。だからこそ、公立の立場で運営してください。

 

 いやいや、公立図書館は第一義的には、行政のもの(財産)であります。もちろんその原資は、市民の皆さんからお預かりした税金によって、建設、書籍購入、運営などを行いますが、できるだけ効率よく税金を使うためにも指定管理者制度を導入すべき施設の一つだと思います。

 

 公立の立場で運営が指定管理という運営方法です。

 

 周りの友だちとの話し合いの中で出た声です。早急に進めるのではなく、もっと市民の皆さんにこれでいいですかと多勢の意見を聞き決めてください。

 

 多勢の意見が正しい場合とそうでない場合や、船橋市全体の様々な施策とそれらに想いを寄せる市民の皆さんの意見とを総合的に勘案して、どうやって「職員の配置」をするか?「予算の投入」をするか?ということを、税金、戸籍、住民票、高齢者、乳児、幼児、児童、生徒、障害者、道路、下水道、公共交通、介護保険、医療、文化、芸術、体育、商工業、農業、漁業をはじめ様々な分野の様々な関係者との希望や要望や必要性や重要性や、総合的に考えながら松戸徹市長の指導、指揮、命令によって市役所は動いています。

 

 その一つ一つを市民の皆さんに意見を聞きながら進めるわけにはいきません。

 

 しっかりとした試験を通った優秀な職員が、市民第一で、常に行政運営を考えています。どうかご安心下さい。

 

 

 もうお一方のファックスです。

 

 まあ類似する内容ですので、ご理解くださいませ。