久しく議会関係以外の勉強をしていなかったのですが、今日は、新しくお付き合いをさせていただき始めた方のお誘いで伺ってきました。

 

 チベット、ウイグル、南モンゴルについてのシンポジウムでした。

 

 もともと、中国に駐在していた私としては、非常に興味深い話ではあったのですが、なるほど~という話が聞けました。

 

 私が駐在していたのが、1986年から。中華人民共和国成立が1949年。まだまだ「政治の話は気をつけるように」言われていた駐在時代。

 

 中国では普通は「省」があって「市」があるのがですが、幾つか「自治区」なるものがありました。

 

 そのことについては触れたくても触れてはいけないような雰囲気があって、結局現地スタッフの口から細かいことを聞いたことがありませんでした。

 

 ただ、中国という国は多民族国家であること。「漢民族が中心だが、少数民族を非常に大切にしていること。」と。そのまま素直に聞いていて、その通りだと思っておりました。

 

 が、しかし、今日の講演は真逆。というか、中国人の思考はある程度知っていますが、それと今日の話を重ね合わせて、尖閣諸島のことや、南シナ海のことを考えると、「あ~なるほどねえ~」と。

 

 妙に納得の勉強会でした。

 

 そして講師の言葉でメモを取ったのが、「属」意識、道徳、愛国心こそが日本の良き伝統であったが、それが薄れてきているのではないか。という問いかけ。

 

 憲法制定時と、現在の国際情勢の変化を考えるべき。

 

 国語、秩序、歴史を守ること。

 

 大事なことですよ~。と。

 

 はい。そうあるべきですと思った3時間でした。