議会における「質問力向上」講座なるものに行ってまいりました。


 興味があったのが講師。三重県議会事務局の職員だった方。興味深い話がたくさんあるだろうと出かけてみました。今回のブログは私が授業中にメモしたことを中心に書き、後日、テキストを中心に書かせていただきます。


 冒頭、議会の劣化、議員の劣化を言われました。まずは、全く同意見を持っている私ですから講師の好感度アップです。もういきなり吹き出しそうになりましたからねえ~。


 そこで事例として上がったのが、「質問作成業者が存在している」ということです。確かに我が議会でも原稿の棒読み。まるまる読み原稿に基づいていることがまるわかりの議員が数多くいますが、確かに、確かにという感じです。

なぜなら、原稿棒読みならまだ可愛い方で、その原稿を読み上げる際に、漢字が読めなかったり、詰まったりはある意味日常茶飯です。


 質問作成業者だったらちゃんとフリガナを振ってあげなければいけませんよね。ただ、講師も皮肉交じりに、政務活動費を使って、きちんと詳細に調査をして、その結果として、質問項目を列挙して質問に結び付けられるのであれば、それはそれで一つの形であるような言い回しでもありました。(笑)。


 そして、劣化の特徴として、


 「単に質問をしただけに終わっているものではないか?」ということ。

そして、

「執行機関の事業進捗状況を尋ねるだけに終始している」ことはないか?

という投げかけが、参加者への問いかけでもありました。


 首長の支援機関、支援質問がある。ということも話しに出ていました。太鼓持ち質問とでも言うんでしょうかね~。


 私も、1年生議員の時、2年生議員の時にはそうすることが我々の務めだと教えられ、そういうものだと信じて疑いませんでした。


 また、3年生として1回休んで戻ってきた時に、そうではないという意識をしっかり持ち始め、まさに二元代表制という単語が出始め、そのことを強く意識し始めました。1回休み分をしっかりと取り戻すために、猛烈に勉強をし、議会運営を中心に最新のものをなんでも全て勉強しました。


 そうしながら、地方自治法の改正も進み、まさに常に最新の地方自治法の解釈を常に頭に入れておく努力をしてきたところです。


 ところが、ある時代で時が止まっているかのような、「地方自治法の知識」で、物事にあたってくる執行機関の幹部職員が多く難儀しましたし、未だに、その知識のままの最高幹部を始め市役所であるがために、誰が?、どこが?、誰に?どこに?正義や真理があるのかがわからない市役所になっています。


 困ったものです。


 さて、「執行機関は必要最低限のことしか言わない。」という講師のお話。これも吹き出したというか、思わず笑ってしまいました。


 これは私は確実に経験則として、身についていますが、3期生や4期生になっても、あるいは5期生や6期生になってもお人好しのように、最低限のことしか言われていないのに、全て教えてもらえてると思い込んでいるおバカ議員がいかに多いことかと。


 「都合の悪い情報は絶対に渡さない。」前述の「執行機関は必要最低限のことしか言わない。」と全く同じレベルの話。


 最近、多くの議会が対面式の演壇を設置し、質問をしていますが、通常のというか国会方式の演壇の場合は、議員を同じ意識になるように説得するつもりですべきだということでした。おっしゃる通りという感じでしたね。

今日はこの辺にしておきましょう。