(笑)。


 笑い事ではありませんが、ある意味笑い事です。


 父が亡くなって、4ヶ月が過ぎようとしています。もともと同居でしたから、「父の部屋」なるものがあります。


 亡くなって、葬儀等が済んで、私の選挙があって、一段落して、家族が父の部屋を整理し始めました。


 以前にも書いたかもしれませんが、父が私を放任主義的育て方をしてくれた恩返しに、父の生活には干渉しない主義で生活してきました、さてさて亡くなってみて始めて「一高齢者の生活実態」を目の当たりにして唖然呆然でした。


 8畳間のスペースだったと思いますが、自分のお城が築かれていました。テレビが入り、リクライニングのチェアがあり、ベッドがありなどということはもちろん承知の上ですが、衣類の取扱いから「物の管理」は高齢者特有のものでしょうか?


 家内と娘の怒りの言葉を受け止めながら、南部清掃工場とのお付き合いが始まりました。



南部清掃工場


 何度伺ったでしょうか。(笑)。



 一度に、私の車に積める量が、おおよそ90キロだということがわかりました。


 これは、後部座席を倒し、ルームミラーで後方を見られる状態を保つことを条件に、一番大きな指定のゴミ袋を積み込んだ時のおおよその重量です。


 4~5回通いましたが、そのほとんどが90キロでした。


 4~5回通うということは、一日で終わらせていないということです。もちろん集中してやれば良いのでしょうが、臭いから始まって、結構な障害があるのです。


 身体と心を休めながらじゃないととてもではありませんが、継続して清掃することができません。


 そして本日やっと友人の協力のもと、大物の持ち出しも決まり、その車の到着を待っているとろこです。


 さて、これが高齢者世帯のお住まいや一人暮らしの高齢者世帯のお宅で、そこにお住まいの方が、施設入所やお亡くなりになった場合、その相続人や関係者が「さ~てっと」と家に入ってみて、その後のことを考えた場合、絶対に萎えると思うんですよね。


 もちろん全部が全部そうだとは言いません。むしろ我が家がレアなケースだとも思います。


 しかし、おおよそ500キロ近い衣類、書籍から始まって、様々な不用品から家具調度類を、どこまでどうするか?を考えただけでも「ぞ~っとする」方も多いと思うのです。


 私も性格からして、放り投げた状態だったから、家族のブーイングをめちゃくちゃ受けたわけですが、そういう意味でも、「放置したくなる方の気持ち」がわかるのです。


 そして思ったのが、「空き家」増えるわけだ。と。


 さてこの「萎える気持ち」は当然ですが自己責任です。しかし、手のつけ方がわからない市民あるいは「市内所在建築物(住居)」への情報提供は最低でもできるようにしないと、私みたいに「イメージできないから放置」が続出すると思うのです。


 なんとかせにゃいかんと思う今日この頃です。