昨晩、ブログを書いていて妙に気になってきたことがあります。

 船橋市の総務部の仕事って何なんだろう?

というのは、私は以前、行政管理課に期待をしていることを書きました。

しかし、健康福祉委員会の議論で、保育士の「仕事」のことに関して質問をしていくと、「総務部」「職員課」「行政管理課」の影が全く見えないのです。


 「組合交渉も保育課」にはかなりのショックを受けましたが、船橋市役所では自然な姿なんでしょうか?軽く調べましたら、課単位で組合交渉をしているケースがいくつかあるんですね。


 じゃあ、職員課って何をやっているんでしょうか?明らかに無責任な体質が見えてきた感じです。更に申し上げれば、行政管理課もどうなんでしょう?


 今まで、健康福祉委員会のシリーズを随分書いてきましたが、どうもストンと落ちる部分が無かったのは、職員配置の問題等「就労」とか「労働環境」とか子育て支援に関して利用者側の問題ばかりを考えてきましたが、逆にサービス提供者側の、就労の問題を専門的立場にある総務部が仕事を放棄してしまって、現場任せ、担当任せという状況が見えてきました。


 「任せる」と言えば聞こえは良いのですが、この事象は「明らかに職務の放棄」としか受け止められません。


 船橋市役所職員の「仕事」の根幹を一元管理せず、分散管理。否。「分散管理」ならまだしも、どうも委員会などでの答弁を聞いている限り「放棄」のように思います。放棄という言葉が適正なのでしょうか?ひょっとして職務怠慢?


 考えれば考えるほど、今、このブログを書きながらも思い起こせば、何もかもが辻褄があう感じで、これもか、あれもかと頭の中をいろいろなことが走馬灯のように蘇ってきています。


私の中の常識とは全く違う世界があったということです。


船橋市事務分掌規則

(総務部各課の分掌事務)

第4条 総務部各課の分掌事務は、おおむね次のとおりとする。

 ~ 中略 ~

行政管理課

(1) 行政組織に関すること。

(2) 職員の定数管理に関すること。

(3) 分掌事務の主管の決定に関すること。

(4) 行政事務の考査及び管理に関すること。

(5) 総合教育会議に関すること。

(6) 行財政改革に関すること。

(7) 行政評価に関すること。

(8) 事務改善に関すること。

(9) 公益的法人等の運営に係る総合調整に関すること。

(10) 外部監査契約に関すること。

職員課

(1) 職員の任免、分限、賞罰、服務その他の身分に関すること。

(2) 職員の試験及び選考に関すること。

(3) 職員の勤務成績に関すること。

(4) 職員団体に関すること。

(5) 公務災害補償等認定委員会に関すること。

(6) 公務災害補償等審査会に関すること。

(7) 労働安全衛生に関すること。

(8) 職員懲戒等審査会に関すること。

(9) 特別職報酬等審議会に関すること。

(10) 職員の給与制度に関すること。

(11) 職員の給与及び恩給の支給に関すること。

(12) 所得税その他諸控除に関すること。

(13) 旅費(宿泊を伴わない旅費を除く。)の審査に関すること。

(14) 職員の福利厚生に関すること。

(15) 職員の健康管理に関すること。

(16) 職員共済組合に関すること。

(17) 職員互助会に関すること。

(18) 公益的法人等への職員の派遣に関すること。

~ 以下略 ~


 僕はこの規則をこのまま素直に読み、解釈していました。それなのに、例えばですが保育課の職員は多くてもいつも忙しい。


 忙しいに決まっていますよね。上記の2課の仕事までしているんだもん。


 これねえ~、ダメ!話にならない。


 責任者がじっくり船橋市役所の人事施策を総合的に俯瞰してみなきゃ。ここでいう人事施策というのは言い方、単語が違うかもしれませんが、「船橋市役所」に希望を持って入庁して、みんな宣誓してるんでしょ?


宣誓書

  私は、ここに主権が国民に存することを認める日本国憲法を尊重し擁護することを固く誓います。

  私は、地方自治の本旨を体するとともに、公務を民主的かつ能率的に運営すべき責務を深く自覚し全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行することを固く誓います。



 下線部。下線部を噛み締めて噛み砕いてよくよく考えてみてください。自分の仕事を放棄して、自分の職務が楽になるようにして、仕事の押し付け合いをする。結果仕事の押し付け合いで、押し付けられた方が疲弊する。それが職員課の目指すところなんですか?それが行政管理課の目指すところなんですか?


 僕は全く違うと思いますね。採用事務が忙しいとか、いろいろと言い訳をしそうです。


 しかし、はっきり言っておきましょう。職員課、行政管理課の各課に押し付けていない業務は、外部に委託した方がずっと良い仕事をしてもらえる仕事ばかりではありませんかね?


 「総務のアウトソーシング」ご存知じゃありませんか?

 もしご存知でなければ、もう総務部は廃止した方が良いでしょう。職員研修も役に立っていないことになります。

 モチベーションを上げて社会情勢にいつも目配り気配りしながら、その趨勢を把握しながら、どう公務に生かしていくか?どう効率よく業務をこなしていくかを考えるべきです。総務のアウトソーシング。チェックしてみたらいかがですか?


 更に、忙しい忙しいというのなら、電子化は考えましたか?

 仕事の効率を考えたときに、「電子化」は避けて通れません。だからこそ、「情報システム課」が総務部所管なのではないですか?まさに、組織をどうするか、業務を効率的に回すかの司令塔が総務部ではないのですか?それなのに、業務内容がどうなのかから始まって定数や人員配置を担当課に任せて、自分たちは知らん顔。総務部が機能的に、機動的に回っていれば、何もかもがスムースに回るような気がします。


 私から言わせれば、完全に機能不全としか思えません。