さて、私の4年前の定数削減の提案に関する説明をご覧いただきましたでしょうか。当時と考え方が変わった部分についてまず書かせていただきます。


私は、当時、玉石混交の議会を少数精鋭にすべきだと考えました。
しかし、それから4年間議員活動をして思ったのは全く逆です。

定数は増やすべきではないか?ということです。

何を言っているんだということになりますが、真面目な話です。


なぜなら「政治屋」の存在です。議員としての活動・行動の中心が、「議員という身分の保持」を目的としている議員が非常に多いことです。

「政治家」としての理念・主義・主張が、おおよそ政治家とは思えない議員が多いのです。一つの職業として、その身分を保持、維持するために、理念も何もなく、ただひたすら集票のための発言、陳情書・請願書の提出、議場外活動などを必死に行い、その身分が万能であるかのように無理難題を市役所各部課に押し付ける。

なにか大きく勘違いしている議員が多いのです。

http://ameblo.jp/hasegawamasaru/entry-11568291018.html

http://ameblo.jp/hasegawamasaru/entry-11358529409.html

http://ameblo.jp/hasegawamasaru/entry-11156754395.html



上記は「政治屋」について触れたブログです。

総じて言えることは、現職議員に多く見受けられるのが、「評論家的議員」が多いのです。

このブログでも何度も書かせていただいているような気もしますが、「自分が法律だ!」という議員の多いこと多いこと。

評論家の方々って、法を超越してなんていうことってないですよね。我が船橋市議会では法をも超越して「◯◯◯をやれ」とか平気で述べる議員がいます。法を超越したかったら、国会議員になって法改正をしてから自分のやりたいことを述べていただきたいものです。新聞やテレビの情報だけでストーリーを組立てて評論家や新聞記事、雑誌記事の受売りをする。あたかも自分の考えのように述べる。どうかご勘弁を。という感じです。

ちょっと話がそれました。


さて、定数議論って、有権者の方々のメディア情報による「なんとなく」が主なものだと思います。そして「身近な議員の仕事しない感」などではないでしょうか?


そういう部分が一部にはあるなと思い、私は今期(平成23年の選挙後)になって、広報委員会を広報編集委員会から常任委員化をする努力をしました。結果、広報委員会は会派構成メンバー3名に1名が選出される常任委員会になりました。そこで色々な提案をし、委員会室にインターネット中継の設備を入れ、委員会が重ならない限り、すべて生中継及び録画放映をすることができるようになりました。


本会議はいろいろな事情があって、なかなか議論の面白いものがありませんが、委員会は、時間制限のないものが多く、議員の資質を見ながら判断いただけるものだと思います。また、地元の皆様に自分の居住する地域の議員がどういう意見を言い、どういう議論をしているかをご覧いただけると思います。


私は、議員本来の仕事を見ていただくため、「議会の見える化」を推進するための作業を進めました。


議会広報がより読みやすくなるような工夫も必要だという意見集約がなされ、サイズの変更から色使い掲載内容までも踏み込みました。


これは広報編集委員会ではあり得ない話でした。広報委員会という常任委員会化をし、多数決で協議が進むことです。


これらのことを進め、「議員の質」をより多くの有権者の方々に見ていただくことが、議会の評価に繋がっていくことになると思っています。


前述の議員定数削減提案した際の説明をお読みいただくとおわかりいただけると思うのですが、3ヶ月に1回行われる議会に「出席」することが議員の仕事だと思っていらっしゃる有権者の方や議員がいますが大きな間違いです。本会議と本会議の合間にやるべき調査は山積です。


市役所の執行機関は総勢5千名を超えるスタッフで事務事業を行っております。私たち議会の議員はたった23名の事務局スタッフで議員としての仕事を行います。その仕事には限界があります。ですから、3ヶ月1回の議会本会議の合間に、市内の視察をする、市外の視察をする、委員会室で所管する事務の調査をする、所管の事務の報告を受ける等々行いながら、新たな施策の提案や、提言もする。本来は時間があってもあっても足りないはずなのです。それなのに市役所へ来るのは3ヶ月に1回という議員が非常に多いということです。


なおかつ、全てが受身という議員も少なくありません。委員会を開催しますよ。という連絡が来たから行く。報告がありますよ。という連絡が来たから行く。僕から言わせたらあり得ません。不思議に思うことってないのでしょうか?おかしいなこの仕事は?って思うことってないのでしょうかね?


私は当選した直後の月にはまず、近隣他市の本会議の傍聴をしまくりました。そこから議会運営の違いを感じ、どこのやり方が最良かを常に模索しています。それが、そういうのとは無縁のように、船橋市議会の運営方法が全てだと思っているアホ議員が意外に多いのです。これには驚きです。