さてさて、阪急阪神第一ホテルグループや近鉄ホテルグループを擁護するブログではありません。
が、しかし、作為的と言うか、これって「一部メディアの一部記者の狭い知識での報道ではないのでしょうか?」って思っています。
もちろん、報道内容から、或はテレビで放送された記者会見の様子からは、決して許されるべきものではありません。

でも

以前、このブログでも書いたかもしれませんが、この国の「食」って既に崩壊状態ではないですか?
食料自給率
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/index.html
を丁寧に考察した上で、論じていただきたいものです。まさにTPPでの議論も踏まえてですね。

現地語から日本語への翻訳。
学術名の日本語への翻訳。

ってどうなんでしょう?

或は食品の流通業界で、「商品名」「原材料名」を景品表示法違反、不正競争防止法、食品表示法、JAS法(農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律
をどこまで厳格に遵守して「販売」をしているのでしょうか?
また「法」は、どこまでその厳格運用、正確性を求めているのでしょうか?

今回の一連の報道で、「レッドキャビア」という言葉が出てきました。聞き慣れない言葉です。写真を見ると「いくら」では?
軽く調べてみるとどうも「マスの卵」らしいですね。
「いくら」ってなんでしたっけ?鮭の卵?
テレビでもやっていましたが、「イクラ」の語源は、ロシア語で「魚卵」「小さくて粒々したもの」という意味である。ただし、ロシア語で「イクラ」はサケに限らず、魚卵であればキャビアもたらこもすべて「イクラ」である。ということのようです。

ほんの一昔前までは、鮭とマスって、完全に一緒の扱いじゃなかったですかね?場合によっては今でも

リッツカールトン大阪をかばうわけでもありませんが、ブラックタイガーと車エビ。
もし、偉い調理長の日本が完璧ではない外国人であったなら、しかも鷹揚な国の出身者であったなら、サンプルを見て、使ってより美味しい味を引き出すことができたなら。「これで良し」となるのでは。そしてメニューを外国語で作成し、それを日本語で書いたときには決して今回の事件を正当化、肯定するものではありません。

が、こういうことは「あり得る」のだと思います。
ただ、前述の食料自給率。どれだけのものがこの国に輸入されて、価格破壊をし、食を破壊してきたかです。
うまく表現できませんが、世界各国からありとあらゆる食材が輸入され、ありとあらゆる加工食品が輸入されています。その価格を「了」としているところに「一つ」の問題があると思います。消費者にとって安いにこしたことはない。ですからね。でも、「その裏側に隠された」というか、目に見えないというか「信頼性」の問題はそもそも後回しにされている感じです。
あるテレビ番組で出演者が言っていました。「だって美味しく食べたんでしょ!」って。