東葉高速鉄道株式会社
http://www.toyokosoku.co.jp
の社長が交代したというお手紙を頂戴しましたのでご挨拶に伺ってきました。
市民の皆さんには運賃の高い鉄道会社のイメージしかないと思いますが、とんでもないポンコツ会社なのです。

まず企業経営などにお詳しい市民の皆様には、
http://www.toyokosoku.co.jp/info/H25topics/H250617/H24report.pdf や、
http://www.toyokosoku.co.jp/info/H25topics/H250617/No5-management-plan.pdf
などをご覧いただきたいと思います。

特にこの第五次経営改善計画をご覧下さい。
そして5ページ。第2次支援の主な内容という角丸の四角の中ですが、

新規出資
(平成19年度~平成28年度に187億円)
千葉県、船橋市による無利子貸付を償還時に出資に振替
利子の支払い猶予に伴う利子補給(1/3、自治体2/3)

とあります。
議会が認めたことでありますから、その責任の一端はありますが、私、衆議院議員立候補の関係でこの第2次支援の内容等を決めるときに議会にいなかったんですね。だから責任はないというのではありません。

しかし、まずこの内容が気に入りません。
ご覧下さい。青文字の2行目。千葉県、船橋市、八千代市の3自治体が出資の多くをする会社ですが、「無利子貸付を償還時に出資に振替」って一見ふむふむと思いますが、「バカ言ってんじゃない!」と。現金で或は書類上もいわゆる「借金の返済」ができないことが確定していますから、その時点で出資金となる。って。おいおいおい。最初から出資金ではないかと。議会がチェック機能を果たすべき立場でありながら、出資金額が議会への報告を必要としない率のため、「報告に非ず」と。言いながらも、毎予算議会の際の市長の苦渋の答弁、市長の苦渋の判断は察して余あるものでした。

しかし、28年度の支援終了が視野に入ってきている今、議会は何をすべきか?真剣に考えなければいけない時期にきています。
しかし、社長表敬をしても、役人OBで構成される執行役員メンバーでは民間鉄道会社の経営は絶対に無理であると判断しました。私は先般の社長面談により決意をしました。出資自治体議会の長として、この問題をきちんと市民に皆様に説明できるだけの作業を行っていくことを。役人のそろばん勘定は特殊です。長年の経験はすべてが「単年度決算」。その前の年の決算や将来の決算など関係ないのです。

そして、「出資自治体の責任」などと言う言葉を発しています。
「『親方日の丸』体質がまだこんなところにあるんだ」という感想が一番でした。
ここは議会が一致してこの問題を取り扱って行かないと大変なことになると思います。
口から出る言葉は「言い訳」ばかり。こんなところに勤務させられて心外だと言わんばかりです。「乗らない市民の税金」「利用したくても利用できない市民の税金」を多額に使いすぎていることへの感謝の気持ちも、かけらもありません。
人を送り込んでいる千葉県、八千代市、国の責任できちんと説明できる環境をお願いしたいものです。船橋市は何があっても、OBの送り込みは厳に慎むべきです。
とりあえず議員各位におかれては現状把握をしっかりとお願いしたいものです。