これもいまさらですが、「船橋市長松戸市長に」とさんざん選挙中使われた言葉を(笑)。
改めて皆さんお疲れさまでした。
「変化を望まない結果」でした。
多くの方々が、いろいろなことをおっしゃっていますので、コメントのしようがありません。
が、しかし、いくつかの論点をというか、ちょっと無理~ってことを書かせていただきましょう。

松戸新市長は、堅実な公約のみでしたから、今更言うような事はありません。他候補で、減税まで言ってきたのには、ちょっと驚き「無理だな」と思いました。過去の選挙における目玉公約の「寄せ集め」では、さすがに有権者もバカじゃありませんからねえ~。名古屋の河村市長の政策ですが、もう旬は過ぎていましたからねえ。むしろなんでそういうことを言い出したのかが疑問です。

あとは口を揃えてという感じで複数候補が「職員給与」「市長退職金」を言っていました。これも議員経験者は言っちゃいけません。いやいや言い方が悪いですね。言っちゃいけないのではありません。にわか仕込みの知識では言ってはいけません。職員給与の世界は深いですよね。私は、深すぎるくらい深いと思っています。

選挙中、まさにこの「職員給与」のことで、街頭宣伝中に「自称元公務員」の女性にからまれました。貴重な選挙運動の最中に約15分でしょうか20分でしょうか、「ああ言えばこう言う」という感じで必死に絡んでくるんです。論理は破綻しているんですが、苦情を言う方の典型です。

でも、市役所の仕事を良く見ているんだなと思いました。

その中で、「なるほど」と思った事がいくつかありました。市の広報に予算の概要や職員給与の実態をよく読んでるんだなと。「その記述がわかりにくい」という苦情でしたが、「それは確かにそうだな」と思いました。

そもそも義務的に掲載しているだけですから、わかりやすかろうがなかろうが関係ないのが市の広報のスタンスですから「おっしゃる通りです」と言うしかありません。本来、広報の仕事というのは各担当課から上がってくる「原稿」をいかに市民の興味を引くようにリライトするとか、見せ方の工夫をするのが本来だと思います。或は加筆をさせたり表現を変えさせたりしてわかりやすくするのが役割としてあるのだと思うのです。

それをピントのずれた仕事をしてるようです。議会の広報委員会の方がずっと真摯な議論をしていると思いますね。議会の広報と市の広報とでその伝えるべきものの違いや、いかにわかりやすく読んでもらうかなどの工夫をしました。

それに比べて、って書きすぎると手前味噌になるのでやめておきましょう。しかし、市民の皆さんの各種告知なども意味が無いとお叱りを頂戴しました。「たしかにねえ」と。何もかもが中途半端だし、問題解決の努力もしない広報課ですから、何を言っても仕方ありませんね。