自治体総合フェア2013( http://www.noma.or.jp/lgf/2013/index.html )へ行ってきました。



昨年は行けなかったのですが「こういう規模だったかなあ~」という感触。とは言え、いくつか気になったものを書かせていただきましょう。切り口は違いますが、電子回覧板、お便りフォトっていうのがありました。



一つはライフビジョン、
http://www.lifevision.net
もう一つはお便りフォトサービス
http://www.nttdocomo.co.jp/service/convenience/otayori_photo/



私は、ずいぶん以前にブログに書いたような気がするのですが、パソコンの扱えない人にもプッシュ型と言うか、一方的に市役所の方から情報を提供するシステムを広報に導入すべきだと考えています。申し訳ないのですが、電子端末等で、自らアクセスできる方はそのままでお願いしたいのですが、そうでない方々には、緊急情報が届くことも含めて最新のIT技術を使ったものを利用すべきだと思っています。今回ご案内いただいたものは一長一短あるような気がしますが、ご担当の話を聞いていると、高齢化の進む小さな村や町などを対象に物事を考えているようで残念です。



今はあるかどうか知りませんがいわゆる「『有線』の電子版です」って言われましたが、都市部の独居の高齢者、或は高齢者だけの世帯だって同じものを必要としているのではないかと思うのです。



広報のお金のかけ方を見直して、高齢者施策のお金のかけ方を見直したら、「こういうものの導入ってしやすいと思うんですけどねえ~。無理なのかな~」って思います。



次がこれ。
孝行デマンドバス
http://www.kogasoftware.com/ondemand-bus/
コントロールのシステムの販売らしいのですが、成田市導入事例を聞いて「なるほどな」と思いました。



船橋市では実証実験をやって本格運用になったり実施せずになったりと試行錯誤で担当課の悩み多き事業だと思います。



これって面倒くさいから、どうしてもコンセプトを大きくくくっちゃうから帰ってやりにくくなっちゃうのでは無いでしょうかね。



このシステムを導入して、利用対象者を絞り込み、集中的に告知、周知をすれば良いのではないかと思うのです。できれば成田市同様タクシー利用ですね。
成田で乗降場所が650カ所指定されているようです。船橋市だとどれくらいでしょうか。この設定に「交通不便地域」の考え方を入れれば良いのではないでしょうか?それ以外は、目的地別にその方向に公共交通が存在しないとか、乗換えが不便とか乗換え回数で考えるとかすれば良いのでは。



で、次が介護タクシーなどとの共存です。「タクシーを利用する制度」の洗い直しです。高齢者も利用料金を介護度やいくつかの基準を考え合わせれば良いのではないかと思います。



一つの考え方(コンセプト)で、運用することに無理があるのではないかと思うのです。
いくつかの利用者を想定して考えれば、複合的にいろいろと重なり合ってきます。
子育て中の保護者が利用することなども想定すべきでしょう。



それから、「タクシーの乗り合い利用」の意味合いは絶対に避けるべきですね。利用者が望む行き先まで行くのではおかしな話になります。



そういうことを考えると、「乗換え回数」って結構意味があるかなって思います。
例えば、いつも私が言うのですが、三山の住民が東部保健センターに行く場合、もっとも簡単な方法は、京成バスで津田沼駅へ出て、新京成電鉄に乗換えて、習志野駅まで行きます。自宅から数分(10数分)歩くと本数の少ない新京成バスがあり、それで成田街道側へ出ていき最寄りバス停で降りますが、そこから再び徒歩10分近い距離です。妊娠中の女性や高齢者には極めて交通不便な施設ですから、行く気にならんという施設にもなってしまいます。まあ、そういう意味でも、意外な公共施設行き交通不便地域って結構あるんですよね。そして、「交通不便地域」の定義付けも、それぞれの立場で違ってきます。そういう意味でも、オンデマンドによる「不便解消」方法を考えても良いかも。



次はこれ、
Discuss
http://www.ntt-at.co.jp/page.jsp?id=1793&content_id=223
議会関係のシステム販売のようですが、その中で、特に気になったのが、
これ。
http://www.ntt-at.co.jp/page.jsp?id=1793&content_id=274
単純に、欲しいですね。



説明は次回。