昨今の船橋市役所のITガラパゴス状態にかなり怒り心頭で、きつい物言いで書いてしまった前回のブログですが、私の申し上げたいことを書かせていただきます。

放課後ルームというのは、今後どんどんその運営のあり方についてのなどの議論が行われなければなりません。子ども子育て関連三法の施行などによって、主なポイントの中に「地域の実情に応じた子ども・子育て支援(利用者支援、地域子育て支援拠点、放課後児童クラブなどの「地域子ども・子育て支援事業」)の充実」をあげております。

待機児童解消策ばかりがクローズアップされがちですが、保育園を卒園して義務教育に入学しても「保育にかける」状態の子どもたちは大きな生活環境の変化はありません。そうしますと、小学生の放課後のこどもの過ごし方が問題になってきます。

ここは丁寧に考えないといけません。保護者ニーズが多様化するからです。
まず、保育園児の保護者は就学前から保育にかける要件なので保育園に子どもを預けます。その保護者は、子どもが小学校に入学してもその環境は変わらないでしょう。

次に家庭で子育てをしていた保護者の方々、幼稚園に入園していた保護者の方々は、子育てをする時間的余裕があったり、何よりも、子どもの成長を優先してきたことによって、世帯収入が少なくてもという感じで、ある意味を無理をなさってきたか、余裕があるかだったと思います。その保護者の方々は、子どもの小学校入学を一つの転機と考える方がいらっしゃると思います。また、小学校に入学した年は、「家で帰りを待てあげよう」と考えるかもしれません。

そしてその後だと思うのですが、「少し家庭を出て、パートでも行こうかしら」、「本格的に働き始めようかしら」。などとなるのではないでしょうか?

義務教育就学前は、子ども自身が「集団」に慣れることなどを学ぶ機会でもあります。また「他人」「家族以外の人との接触」をする機会でもあります。そして、いよいよ義務教育に入ってくと、様々なことを学び、遊びも勉強も運動も保護者や子ども本人の気持ちや考えで多様化してきてます。そして、その費用の捻出も保護者の「働く」という行為で実現をしていきます。

古き良き日本においては「向こう三軒両隣」で、地域がそれぞれに助け合い、社会が成り立っていました。現代社会においては欧米思想が入り込み「個」が優先される考え方が浸透し、「近所の助け合い」は、無くなってきましたし、「近所に助けてもらいたくない」人も増えてきました。福祉という名の子どもの保育の援助の利用希望者の方が多いようです。いずれにしても民主党政権では「子どもは社会で育てる」などとたわけたことを言っておりましたが、安倍総理はかなり多角的に深く掘り下げた議論をしてきているようで、この国においての子どもはどう育つべきか、どう育てるべきかの考え方を経済の問題なども含め社会を取り巻く環境をものすごく俯瞰した上で方針を決めてきているようです。このことにより、我が国の子育てのあり方に関しては中長期にわたって様々な施策が国主導で行われていくのではないかと思います。そういう中で、様々な発表がおこなわれています。その一つに、放課後の子どもの居場所、過ごし方の提案、提言、方針決定がなされていくのだと思います。

ということは、

「もう少し電子システムの導入などは我慢すべきでしょう」

というのが私の考え。なぜならば、返ってくる答えが見えているんですよ。

「いやいや議員、結局今の段階でシステムを入れても、何回か改修しなきゃいけないし、それはメンテナンス料などでまかなっていくんですよ。」などというでしょう。べらぼうに高いメンテナンス料を払いながらね。「パッケージを導入するからいいじゃないか」と言うかもしれません。しかし、パッケージも子ども子育て三法がらみの改修等は触れていませんよね。また、その場合の料金も考えていませんよね。と思っていますが、まあいいか。と”cool down”です。