が、終了しました。
次の内容で平成25年度船橋市病院事業会計予算案の賛成討論をいたしました。

議案第10号 平成25年度船橋市病院事業会計予算


賛成の立場から討論に参加します。

医療センターは、本市の中核病院として救急医療、高度医療を担うとともに、災害拠点病院として、地域の医療機関と連携を図りながら、市民の生命、健康を守る大きな役割を果たしてきております。

25年度予算では、高度医療の充実を図るため、血管造影装置や核医学診断装置など、医療機器の計画的な更新に努めています。

また、電子カルテシステムや循環器動画システム、感染制御システムを整備する予算を計上するなど、IT化の推進に努めています。

さらに、災害拠点病院として、診療に必要な水の確保として地下水膜ろ過装置や急な停電に対応する情報システム用無停電電源装置を設置するなど、災害時にも市民が安心できる環境を整えています。

診療科目も新たに3科増やし、専門化する患者さんのニーズに応え、看護師の確保についても積極的な採用活動を行うほか、院内保育所の拡充を図るなどして、働きやすい環境づくりに努めています。

経営面では、中期経営計画に沿って経営改善に努め、25年度の一般会計負担金は、16億600万円と、地方公営企業法の全部適用に移行した平成21年度の当初予算26億5千万円と比較して、実に10億円以上も減少しております。これはひとえに病院局長の指導のもと職員一丸となって経営努力をしてきた賜物であると思います。

引き続き、中期経営計画に掲げている取組みを進め、経営の健全化が図られるよう期待します。

市民は、医療センターに大きな期待を寄せています。それは単なる医療機関としてのみならず、市内医療機関の水準向上への寄与、協力をしていただくことであると思います。

また市長執行部局で机上の空論でばかりで保健行政を語る体質には少なからず危惧を抱いております。従いまして保健行政への積極関与もお願いしたいと思います。

医療を取り巻く市の部局と言えば、健康福祉局各部、病院局であります。或は部分的には教育委員会にも医療の専門的知見を必要するシーンもあります。これらの部署がいつでも、何でも話し合える体制の整備が必要であると考えます。

「できている」と言われそうですが、とてもそうは思えません。所掌が決まっており、多忙ではあるとは思いますが、どうか「専門的知見」をぜひとも机上の空論の中に都度入れ込んでいただきたいと思います。

今後も、医療センターの役割と使命を認識して、医療提供体制の一層の充実を望み賛成の討論とします。