以前から特に調べもせず、どうして小田原にヒルトンなんだろうと思っていました。小田原の皆様には失礼な物言いですが、以前からずっと気になっていました。

小田原市/ヒルトン・ワールドワイド 小田原市がヒルトン小田原をヒルトン・ワールドワイドへ売却決定
週刊ホテルレストラン 2013年1月11日号 227-233ページ掲載

 2012年12月13日、小田原市議会は、12月定例会本会議でヒルトン・ワールドワイドに「ヒルトン小田原リゾート&スパ」(神奈川県小田原市)を売却する旨を正式に決定した。売却するのは約23万m?の敷地と地上12階、地下1階の本館など。所有権の移転は2015年12月を予定。これにより、ヒルトン・ワールドワイドが日本で初めて所有するホテルとなる。売買価格は9億円。同社では今後26億円以上を投じ、ヒルトンスタンダードを具現化する大幅な改修を行なうほかコンベンション機能も強化する。
 同ホテルは、旧雇用・能力開発機構が1998年3月「スパウザ小田原」として開業。03年に小田原市が約8億5千万円で購入し、ヒルトンに賃貸していた。10年間の転売禁止が定められていたが、所有権移転を3年後としたため違約金はかからない。それまでの賃料は固定資産税相当額の約1億9000万円とする。
 ヒルトン・ワールドワイド日本・韓国・ミクロネシア地区運営最高責任者ティモシー・ソーパー氏はホテル取得について「ヒルトン小田原リゾート&スパは、国内外からの観光客を誘致する可能性を持っており、適切な投資をすれば、世界に誇れる魅力的なリゾートとしての潜在力を引き出せると考えています。これからも小田原市に多くの観光客を誘致し、雇用機会やビジネスチャンスを提供できるよう、小田原市と連携し、事業を進めていきたい」と述べている。