MSN産経ニュースより

船橋市議会 勝手にe-報告 (長谷川大のe-通信簿)-sankei

千葉県平成25年度一般会計当初予算案 総額1兆4767億円
2013.1.11 21:33

 千葉県は11日、総額1兆4767億円の平成25年度一般会計当初予算案を発表した。前年度当初比7・7%減。3月に知事選を控えていることから、社会保障費などの義務的な経費や継続事業が中心の骨格予算案となった。


 「骨格予算案」とは、首長の選挙が目前に迫っている場合など、新年度の予算は、新首長のもとで行うという考え方から、現首長が、新しい首長の活動を制限するような予算組みは避けるものです。誰が首長になっても必ず予算化せざるを得ない人件費などの義務的経費を主体として計上し、政策的なものや新規事業は盛り込まないで予算を編成しておこうと考えるからです。

一言でいってしまえば、行財政運営を継続的かつ円滑に行うためのテクニックのひとつなのですから必ずそうしなければならないというものではありません。したがいまして、あえて骨格予算とせず、既存の中期財政計画や事業実施計画などをよりどころに通常予算を組むことも可能です。

しかし、「お作法」としては、引退表明をした首長などは当然のごとく骨格予算を組むのが「常識人」の振舞いでもあります。知事の場合は、再選のための選挙に出馬をする意思がありますから、本来でしたら、お作法を気にすることなく予算を組んでもよいでしょう。

しかし、くどいようですが、船橋市のように予算編成作業途中に不出馬の宣言をしたような場合は、後継指名を受けるにしても、補佐をする立場の者が骨格予算を組むことを「進言」するのが、これまたお作法でしょうね。

もっといえば、議会もだらしがない。特に日本共産党などはだらしがないなあと思ったのですが、引退宣言をした議会の一般質問最終日、最終の順番に長老議員が質問通告をしていましたから、てっきり来年度予算について質問をするものだと思っていました。通告は「市長はどんな市を目指して市政に取り組み、現在の結果をどう評価しているか?」でしたから、これらの質問の入り口から、来年度予算案への牽制をするのがある意味「常道」でもあるはずでした。

それがそうではなく、引退宣言にエールを送る程度の大人の対応?でした。本当に保守的になった日本共産党船橋市議団ですね。その他の予算反対の他の野党もだらしがない。まったく動きがありませんでした。不出馬宣言に基づいて緊急質問の申し出でもあるのかと思いました。「来年度予算は当然骨格予算だろうな?」くらいは聞くための緊急質問があるのだと…。

そこまで言うのなら、おまえがやればよかったじゃないかと言われそうですが、それこそ「お作法」の世界です。私は議会運営委員長ですから、まさにお作法としては、その職にある間は本会議場では議員としての発言は控え、委員長職に専念するのが「議会運営委員長」のあるべき姿です。

 24日開会の2月定例議会に提出する。政策判断を伴う新規事業などは、選挙後の6月に編成する1千億円規模の補正予算案で対応する。

まっ、ということで、選挙後に政策的な補正予算を組むのがお作法です。

 会見した森田健作知事は「ぜひとも必要な分野に対し力を入れて予算を配分した」と語った。
 歳出では、東日本大震災への対応に120億円を盛り込んだ。津波被害を受けた旭市など3市の仮設住宅の入居期限を26年春まで延長する費用として7049万円、液状化被害を受けた住宅の解体、補修の助成費に10億円を計上している。
 森田知事の公約である中学3年生までを対象とした子ども医療費助成事業には、前年度当初比約7億円増の66億円を計上した。
 歳入では、税の控除制度の見直しなどにより、法人事業税と同県民税で計47億円増を見込む。一方で、減税対象のエコカーの普及に伴い自動車取得税が25億円減少する見通し。県たばこ税49億円が市町村に移ることなども影響し、県税収入は前年度当初比17億円減の6277億円と見込んでいる。
 県の借金である県債の発行残高は、年度末で過去最高の2兆9320億円にのぼる見込み。
 公共事業の抑制などで建設地方債の発行は16年度をピークに減少が続くのに対し、地方交付税の不足を補うための臨時財政対策債の発行が増加傾向にある。建設地方債と退職手当債は前年度当初比223億円減の577億円、臨財債は前年度当初と同額の1710億円の発行を計画している。


まだ船橋市は来年度予算の概要などは発表していないですから何ともいえませんが、ここはメディアにも期待ですね。定例記者会見って行っているようですが、僕だったら、次のようなやりとりかな~。

記者 : 来年度予算は、12月に不出馬を宣言されたわけですから、骨格予算ですよね。
市長  いや、従来通り必要なものは予算化を指示したし、新規事業も従来からの予定で進めていたものですから特に問題はありません。
記者 : ということは、もう後継指名した方が当選することを前提にしているということですか?
市長 : いやいや、そんなことはありません。
記者
: でも骨格予算を組まず本格予算ということは、後継者でなければ、執行していけませんよね?
市長 : いやいや、新しい市長が考えればいいことです。執行するかしないかは、新市長が考えればいいことです。
記者 : だとしたら、やはり骨格予算が筋でしょう。

な~んてね。

まあ、広報出身の副市長が記者クラブと良い関係ができているから、そういうきつい話がでないようにメディア対策もできていたり(笑)。
1月11日現在でも後継指名じゃない立候補表明者が二人いるんですけど、どう思っているんでしょうかね?

MSN産経ニュースより

船橋市議会 勝手にe-報告 (長谷川大のe-通信簿)-sankei

船橋市長選、田中元県議が出馬表明
2013.1.11 20:30

 千葉県の元民主党県議(船橋市選出)の田中明氏(61)は11日、任期満了(7月18日)に伴う船橋市長選に無所属で立候補することを表明した。同党に推薦を求めるとしている。現在4期目の藤代孝七市長(70)は今期限りでの引退を表明。田中氏は、西尾憲一県議(62)=無所属の会=に続く2人目の出馬表明となる。
 この日、田中氏は記者会見し「医療センターを核とするメディカルパーク構想推進、海を活かしたまちづくりなどで、生まれ育った船橋市を安全、安心で活力あふれるまちにする。野田佳彦前首相の支援も受けたい」とした。
 田中氏は平成7年に当時の新進党から県議に初当選し、23年4月まで連続4期務めた。この間、民主党県連幹事長などに就いた。


お作法だけは守ってもらいたいものですけど、まあ、僕はとやかく言いません。僕自身が無作法者ですからね。