か俺は?
って思います。

実は船橋市議会がまだ閉会しておりません。(この原稿を書いている時点が24日)
25日が最終日ですが、天皇誕生日とその振替で連休であることを知ったのが21日でした。多くの方との会話で「連休」「連休」という言葉が頻繁に出てきまして。

どうも議会が閉会しないで年末の動きをとる気持ちになりません。ましてや今年はというか、この間、政権交代の選挙があり、政治的にも世の中が落ち着いていない気分だと思うのです。特段何があるというわけではありませんから、淡々と用事をこなせばよいのでしょうけど。

また、私はすっかりスマートフォンでの日程管理をしておりまして、もともと入っているカレンダーアプリでは祝祭日がありません。なので、24日は予定が入っていなくても、市役所へ行けばいいやと思っていたのが21日までの私の頭の中でした。歳をとってきましたねえ~。

議会運営委員長を務めさせていただいて、議会の取り回しを常に考える生活が続いておりますが、今定例会も、総選挙が入るというハプニングがありながらも、最終日を迎えます。正直申し上げてかなり焦っています。

任期あと数ヶ月。議会改革の嵐が吹き荒れる日本全国の自治体議会。政令指定都市をのぞいて人口規模でナンバーワン。ということは、行政区単位で中選挙区で行う選挙ではない市議会選挙を行う都市としては最上位に位置します。これはどういうことか。ご存知ない方も多いと思います。

ちょっと表をご覧ください。

船橋市議会 勝手にe-報告 (長谷川大のe-通信簿)-EAH

政令指定都市って、正確ではありませんが、中選挙区制をとっておりまして、市議会議員の選挙は区ごとに行われます。その結果が表のようになるのです。どういう意味かと申しますと、国政選挙の動静と同じように政党別議員数が概ね決まります。名古屋や大阪は昨今の地域政党ブームの影響がでておりますが、他は、京都市が以前から共産党が強いという地域柄を反映しております。あとは、ここに記載以外の政令指定都市も数回選挙を経るごとに、横浜のような構成になってきていると思います(特に詳しく調べていませんが)。

さて、何を言いたいか。
実は、自民党議員団の多い地方議会では、意外に旧態依然とした議会運営、議会改革のところが多いようです。が、しかし、一度動き始めたら早いのがこれまた自民党議員のすごいところです。今後、政令指定都市の議会改革が加速度を増してくると思います。また、一般市の頂点(人口だけね)である船橋市もそれなりの成果を上げなくてはなりません。

では、現在の状況ですが、統一地方選挙後、議会改革の嵐が日本全国よ~いどんで吹き荒れ始めてはや2年です。前半の折り返し地点で、どこがどんな改革を進めてるかが問われる時期になってきました。

船橋市議会議会運営委員会決定として、
〔理念〕
 船橋市議会は、地方自治の本旨に基づき、二元代表制の機能を活かすことにより、市民の負託に応え、市民生活の向上を目指す。
〔基本方針〕
1 条例制定・政策提言等、政策立案能力の向上を図る。
2 執行機関に対する監視機能を強化する。
3 合意形成を目指して、議員間討論など活発な議論を行うための仕組みをつくる。
4 積極的でわかりやすい広報を実施する。
5 市民の多様な意見を受け止める仕組みを充実させる。

前記5項目の実現を図るため、市民に信頼される議員のあり方について検証する。
http://ameblo.jp/hasegawamasaru/entry-11162096798.html
となっています。

どこまで進んだ?
まず理念に対する理解度は?
だいたい、「二元代表制の機能を活かす」ことができているか?
どうも不安です。

基本方針1「条例制定・政策提言等、政策立案能力の向上を図る」、2「執行機関に対する監視機能を強化する」、3「合意形成を目指して、議員間討論など活発な議論を行うための仕組みをつくる」は、主に議会の活動に関係していると思いますが、これは意外にも委員会活動と表裏一体というか、委員会活動プラス会派活動のような気がします。

船橋市議会の委員会記録のページをご覧ください。
http://www.city.funabashi.chiba.jp/assembly/012/p013951.html
委員会にばらつきがあります。委員会活動を活発に行っているところとそうでないところがあります。委員会を活発に行うことによって、基本方針の多くの部分を実現できる環境が整うと思いますね。また、多数を占める会派が、しかるべき活動をすることが大切です。

私は委員会の活動がより活発になることを望んでいますが、思わぬ伏線が昨年はありました。健康福祉委員会で予算の下調べを申し出たのですが、執行部の最高幹部等から「執行部だって忙しいんだから」くらいのことを非公式に言ってきたことです。複数チャンネルから伝わってきました。

先例申し合わせでも、
「141 予算の下調べ 常任委員会は、その所管に係る予算の下調べを行うことできる。」
とあるのにです。ふざけていますよね。まったく。議会を何だと思ってるんだという感じです。

さて、それ以外の部分はいかがでしょう。
基本方針4「積極的でわかりやすい広報を実施する」と、5「市民の多様な意見を受け止める仕組みを充実させる」は、まだ報告ができるようなところまで行っておりませんが、前期2年の任期が終わる頃から、広報紙は変わります。

まだ内容を詰め切っていませんが、すでに広報委員会で決定済みのことが増えてきています。また委員会のインターネット中継も大筋議会内の合意が進んでおりますので実現するでしょう。

ただし、「市民の多様な意見を受け止める仕組みを充実させる」という部分は遅れている感じです。このブログでも書かせていただきましたが、健康福祉委員会では、参考人の招致を何度もさせていただきました。先般も陳情者ご本人やその関係者の方にお越しいただくなどして、意見を聴取しております。それ以外に「市民の多様な意見を受け止める仕組みを充実させる」ことはあまり聞こえてきません。そういう意味では、議会運営委員会、広報委員会、健康福祉委員会に所属する委員各位が一番議会改革を体現しているという感じでしょうか。

委員構成を見てみますと、議会運営委員と健康福祉委員の両方を務めているのが、

我が会派の鈴木和美議員
 (健康福祉委員長として積極的に理念と基本方針の実践に努力しているでしょう)

凛のつまがり俊明議員
 (当選1回ながら積極的に議会改革のための発言、行動が見られます。いつも理念と基本方針の実践には積極賛成ですね)

みんなの党の中原しんすけ議員
 (当選1回ながら積極的に議会改革のための発言、行動が見られます。いつも理念と基本方針の実践には積極賛成ですね。健康福祉委員会では副委員長として委員長と一体になって議会改革の実践派ですよね)

市民社会ネットの浦田秀夫議員
 (もう最高。長年の経験に裏打ちされた含蓄のある発言が数多くあります。それぞれの委員会のリード役を担っていただいている感じ)

いつもこのブログで書かせていただいていますが、政治信条、主義主張は違っていても、議会をより良いものにしようという考え方は全議員共通なのです。そういう意味では敬服をしております。

次に健康福祉委員と広報委員の両方を務めている方が、
日本共産党の渡辺ゆう子議員
 (広報委員長として、広報の改革をガンガンに進めてくださっています。その関係で健康福祉委員会でもインターネット中継のことなどいち早く取り入れることに積極賛成でした)

公明党の藤川浩子議員
 (当選1回ながら積極的に議会改革のための発言、行動が見られます。いつも理念と基本方針の実践には積極賛成ですね。会派の教育システムがしっかりしてるので、発言も多くの場合、会派を代表しての慎重かつ重みのある発言も多数です)

で、議会運営と広報の委員を兼ねているのは私のみ。そして健康福祉委員も。ってことは、俺が一番積極的じゃ~ん(笑)。と手前味噌で自画自賛で終わるブログです。

最後に我が会派の日色健人議員に怒られちゃいますから、日色委員長のもとでの議員のあり方検討特別委員会のことを。

先般、中間報告をいただきました。数多くのテーマを取り扱っており、この委員会が結論を出したら、議会改革のシンボル的存在としてクローズアップされると思います。議会の議員の「待遇」というか「金目の話」に関わる部分を担っていただいております。報酬、政務調査費、定数等々すべてが大きく予算に影響する事案ばかりです。ここをどうするのかの議論が白熱しているようです。乞うご期待!