未就学のお子様がいらっしゃるご家庭のママたちは、いよいよ最終局面ですね。
10月15日に願書配布、11月1日入園受付開始です。

充分にご検討なさいましたか?
幼稚園と保育所の違いは理解なさいましたか?
候補の幼稚園の様子をご覧になりましたか?

とりあえずは、連合会のホームページもあります。
http://www.kidslink.jp/kids-funabashi/
ご覧ください。

私立の保育園協議会のホームページもご覧になったらいかがでしょうか?
http://www.ans.co.jp/u/funabashi/

幼稚園は、文部科学省が所管して、学校教育法他教育関係法令に基づいて設置されている「教育機関」です。簡単に言えば「子どもが初めて通う学校」です。一方、保育所は厚生労働省が所管して児童福祉法他の福祉関連法令に基づいて設置された福祉施設です。まあ、簡単に言えば「ある一定時間、保護者が子どもの面倒をみることができない環境にある子どもの面倒をみる」福祉の施設です。

船橋市には、船橋市立の保育所と私立の保育所があります。入所の申し込みは、福祉のサービス受給ということで、船橋市で一括して行っています。また、運営経費等も児童福祉サービスですから、市がその大部分を負担しております。

さて、今回は、幼稚園の入園願書の受付日が近くなってきていますので、私が考える幼稚園選びのポイントをお教えしましょう。

まず、お子様の誕生から始まって、子育てはかなりの期間続きます。そんな中、義務教育である小学校入学までの期間の過ごし方が、いくつかあります。

核家族で両親ともに働いている場合。
この場合は、前述した福祉の領域の「保育所」に預けるのが最良の選択でしょう。「私立の保育所」を希望することをお薦めします。なぜならば、「児童福祉施設」の運営を市から委託されているという経営者と、保育に従事する職員と、裏方としてそれらの業務を支える職員とが一体となって、責任感とプライドを持って子どもたちの日々の保育を行っているからです。

一方、公立保育所は、完全に「公務員の世界」が確立されています。定年までクビにならない安定した職場。まあ、よほどのことがない限りクビになりませんから、推して知るべしです。採用間もない若い保育士はまだまだ輝きがありますが。

なので、保護者の皆様は、保育所に預けなければならない場合は、まずは第一希望は私立の保育所をよくみてください。そして時間があれば園長先生や理事長先生、保育士の方と「子ども」のことについて話をしてみてください。

そして更なる私の絶対的なおすすめチェックポイントは、「顔」「笑顔」「話術の見破り」です。

まず、「顔」「笑顔」ともに私立保育園の保育士さんは優しいのです。「素」の状態がやさしいのです。そして話し方、話の強弱や「誰の立場に立って」話すかなどなど、私立の保育所では感じることが多いのです。その視点で公立もぜひみてください。数年で人事異動もあります。園への愛着、子どもへの接し方などなど、よくご覧になったらよろしいかと思います。

新たなシステムによって、幼稚園、保育所の形が変わっていくかもしれませんが、現在の状況でブログを書かせていただきます。

まず、そういう形で保育所に零歳児から入園させた場合で、3歳になったら、幼稚園に通わせたいな。でも降園時間が早いから無理だわ。なんて考えないでください。しっかりと「預かり保育」の制度があって、そういう運営をしている幼稚園もあります。従いまして、保育所の入れっ放しというとかなり言葉が悪いのですが、それ以外の選択肢もありますので、就学前に子どもをどうしたいかは、真剣にお考えいただきたいものです。

さて、だいぶ保育所ばかりになってしまいましたが、幼稚園の方に行きましょう。

子どもの教育をどういう段階で考えていくかを、様々な情報を集めてお考えください。ここから先は、「個人」が「個人」の責任において「子ども」を考えることですので、冷静にお願いします。

子どもの誕生から成育を考えたとき、母親とともに過ごす時間がどうあるべきか。私が多くの幼稚園保護者の皆様から聞いた話は、せめて幼稚園に上がるくらいまでは、自分の手もとで大事に育てたい。一生懸命愛情を注ぎたい。常に触れ合っていたい。そういうことが、成人するまでの成長の過程で大変重要な部分であると思うから。という感じです。で、3歳になると幼稚園へ。

「個」で言葉や振る舞いを身につけた頃に、「世間」へだす。他の同年代の子どもと触れ合う。団体に慣れる。就学へのステップ。ということで、とりあえず一日短時間だけ「外界」との接触をさせ慣れさせていく。それでもまだ、多くの時間を「親子」で過ごす。愛情を目一杯注ぐ。

こんな感じでした。で、初めての学校で「教育」を受けさせる。ここも親のつとめだと言う方もいらっしゃいました。

私はかなりの幼稚園ママとお話をすることができたのですが、子どもの教育と贅沢な暮らしとを考えたとき、苦しくてもまずは子ども。そして本当に手がかからなくなったらパートにでも出ますよ。ってお話を多く聞きました。

さて話は戻ります。
私立幼稚園の経営者のほとんどすべての先生方が、幼稚園にお子様が入園している家庭は、三世代、四世代同居などでない限り、「家計は苦しい」「だけど、子どもの成育環境を考えて幼稚園に通わせている」と理解しています。ですから、なんとかお金がかからないように、保護者負担が少なくて済むようにと考えながら、教諭の給料も抑えがちで、子どものことを考えながら経営しています。

私立幼稚園について別の角度から書かせていただきます。私立幼稚園はそれぞれ経営者の考える「教育理念」「教育目標」などに特色を持たせて決めています。それをよく検討してください。それが保護者の方のお考えに合致していたら、理事長先生や園長先生と話をしてみてください。もう終わっているところもありますが、運動会の季節です。運動会で園の様子や先生の雰囲気を感じてください。

保育所のところで書きましたが「顔」「笑顔」は最高です。みんなが心の底からの笑顔であり、「素」の顔つきも「やさしい」のです。無邪気な子どもたちと接する先生に「邪気」のある顔されちゃたまりません。

船橋市には公立の幼稚園はありません。ですから、船橋市内の幼稚園はすべてが私立です。船橋市の幼児教育は、そのすべてを私立幼稚園にお任せしているということを非常に真摯に受け止めていただいており、その責任を負っているというプライドと責任感による自己研鑽なども丁寧に行っており、安心して預けられる環境はどこの幼稚園でも確立されています。ですから、とにかくマメにみること、触れること、話すことをお薦めします。