市役所の仕事の広報宣伝活動をする場ではありません。以前は、私は広報宣伝活動をする場だと思っていました。しかし、どうも最近の議会での質疑答弁を聞いていておかしいと思うようになりました。しかも、議会側にも問題あり、執行部側にも問題ありと感じ始めています。

まず議会側の問題点。
「事前説明拒否」が多いようです。ちょっと言葉が難しいですね。ある事案があって、いろいろ聞いていると「あまり聞き過ぎちゃうと本会議での質問ができなくなっちゃう」ということを言う方がいるようです。 「???」  それって何?って思います。

自分の考えを議場で議員各位にお聞きいただき、質問をし、答弁をもらうことに意義があると言う人もいます。それも一つの考え。しかし、以前からここに書いていますが、一般質問などはおまけみたいもの。「することができる」規定です。それを、議員自身の広告宣伝の場にしてるんじゃないの?って思うような質問と、その結末の人がいます。これも以前から書いていますが、「要望の言い放し」もあります。「それはできませんよ」の答弁さえもさせない。それって「議会で言いましたよ!」のアリバイ作り以外の何ものでもありません。

議会での本質の議論ってあまり聞いたことがありません。毎回、一般質問や議案質疑で合わせて1~2名ではないでしょうか?

私が思うのは、議場以外で、課長の席で、部長の席で、局長の席で、副市長の席で、市長の席でどうして話ができないのでしょうかということ。私は、本当に問題点のあることであれば、ことさら大げさにしないで、確実にホンネの話をしながら、解決の道を探るのが本筋だと思うのですが、いかがでしょうかね~。

政治の世界で自己の主張をする場って議会の本会議でしょうか? ただ単純に、インターネット中継を利用したい。議会報に掲載されたい。それだけではないでしょうか? 本当のやりとりって、どう考えたって制度上委員会の方が有利。なぜなら、本会議は現在、質問回数の制限、時間の制限があります。常任委員会は、回数無制限、時間無制限です。さらに、開催も本会議は年4回市長招集が基本。委員会は、申し出によりかなり柔軟。そう考えたら、委員会でしっかり他の委員の前で持論を述べるも良し、質問をしながら考えをまとめるも良し、問題点と思われる部分を指摘するも良し、と思うのです。

もっと言えば、1年365日のうち、本会議で質問をすることができるのは、たった4日。最高でも持ち時間4回で2時間。それっておかしくないですか?ということです。

一方、執行機関の側の答弁。これも最近はおかしくなってきています。今定例会でもありました。当初の予算に必ず反対をする会派の議員の質問に、真剣に、丁寧に、説明するように答弁する理事者。あり得ないですね。「論破」「言い負かす」「反論する」ことをするのって、無駄な時間を費やしているとしか言い様がありません。相手はわかっていながら質問したり、嫌味を言ったり、曲げて言ったりしている。それが会派の存在価値。それを真正面から答えてる。それでいながら、予算をも議案も必ず認める会派の議員の質問にはぞんざいな扱い。バカだねえと思いますね。そういう理事者に限って、議員さんはみんな対等に付き合わないと、などと宣う。

議会対応の考え方は絶対に船橋市役所職員はダメ。議会対応の意義、意味を理解している部長さんは一人か二人でしょうね。課長さんも一人か二人。国で国会対応の経験のある方々はさすがだなと思えるのですが、あとはもうどうにもなりません。ひどい人になると、「長谷川は何で反対するんだ」「長谷川は何で文句を言うんだ」と「絶対服従」を求める方さえいます。

なんともなあ~ですな。だいたい今、議会が「二元代表制」を言いながら議会を変えていこうと言っている中、「絶対服従」という高飛車な態度をとればどういう成敗をされるかってことをわかっていない!!