さすがに年末になり、忘年会がけっこう続いています。気のおけない仲間との忘年会はこれまた楽しいものです。
そんな中、久しぶりにイケルかもとか、懐かしいなとかのお店に出会いましたので、少々ご紹介を。

まずは、私が1985年から駐在していた中華人民共和国陝西省西安市の「料理」だというお店。
西安料理 刀削麺・火鍋 XI’AN 神田西口店
先般、西安時代の友人に会ったときに「結構いけますよ」って話でしたので、友人を誘って行ってきました。

皆様は中国料理ってどんなイメージでしょう。
日本では、四大中国料理という感じで言われているのが、北京料理、上海料理、四川料理、広東料理です。中国料理店の看板などにそのどれかが書かれているケースが多いかもしれません。ところが、中国ではこの区分ではありません。厳密に申し上げますと、それらを含んでいる系統があるという感じですかね。

私が住んでいた頃は、「川菜」という看板が多かったです。これは四川料理のことで、私が住んでいた地域は概ね四川料理の流れをくむ料理が多かったと思います。あとは、地域柄イスラム教徒(回教徒)が多い地域ですから「清真菜」というのも多かったと思います。これは羊の肉の料理が中心でした。
八大菜という呼び方というか分類もあります。

山東料理(北京、北京宮廷、東北、河南、山西、西北)、江蘇料理(上海、淮揚)、浙江料理、安徽料理、福建料理(台湾、海南)、広東料理(潮州、客家、順徳)、湖南料理、四川料理(雲南、貴州)らしいです。
http://baike.baidu.com/view/47904.htm
http://zhuanti.club.news.sohu.com/user_webpage/webpages/commuser/web1_4749.html
 (これが写真付きでわかりやすいかも)

まあ、そういう中でも「西安料理」なるものは無いのですが、やってくれてます。日本では。私が伺ったお店は、四川系西安イスラムみたいな感じでした。
このお店のクチコミが少々笑えますが、引用させていただきましょう。

XI’ANは店や料理人で大分味が変わってしまう安定感がないお店なので、?料理を褒めるのはリスクが高いのですが、?麻婆豆腐をお外で食べて一番おいしかったお店は神田西口店です。?安定して美味しく食べられるのは痺れる辛さの麻辣刀削麺で、?これを初めて食べた時は感動しました。?今でも、お昼時は行列で男性、女性が半々くらい、20代?50代まで幅広い層にうけています。
http://gourmet.livedoor.com/restaurant/358981/
よりです。

さてメニューにいきます。
「羊肉の串焼き」は、まあまあ、日本でここまで食べられれば懐かしさも蘇ってくるなというものです。「押し豆腐とセロリのあっさり和え」っていうのも、あちら系のものですが、最近はこの干した豆腐を麺状にしたものはわりと多くのお店でいただけるようになりました。「西安屋台のミニ焼きバーガー」も西安の味を再現している感じでした。「ヤンルーポーモー」もスープの味などはかなりのものでした。ただし、ちぎって入れる小麦粉で焼いた餅みたいなもの(ピザの台みたいな)は、私の駐在中はもっと貧しくて、何日も経った乾燥した固いものでした。しかし、これが一番食べたかったものです。
ちょっと検索をかけたら写真付きのページがありました。
http://homepage.mac.com/nsekine/SYW/travel/travelchina/specialfoods2.html
です。画像だけ引用させていただきましょう。

これがうまいんです、現地では。これに香菜(コリアンダー、パクチー)を大量に入れて、唐辛子もたくさんいれていただきます。美味しゅうございます。と書いているうちに食べたくなってきてしまいました。


本当は最近気に入った3店舗を書くつもりでしたが、今回はここまでにさせていただきます。