が最近著しく気になります。というより、問題であると思っています。
社会人として体をなしていないのです。

ここで言う議員には、日本共産党と公明党の議員は含みません。以前もこのブログで書きましたが、最低限の教育はもとより、高度な教育もきちんとなされているからです。少なくとも、船橋市議会と船橋市の執行機関との正常な関係を構築できていると思います。

しかし、我が会派でもそうなのですが、「議員は万能」と勘違いしている者が存在することです。細かいことは書きません。どういう事象かを書いておきましょう。

1)呼びつけ
これは以前から先輩議員にも厳しく教育するように厳命されていることです。控え室に執行機関の職員を呼びつける行為です。「十年早い」と思えるような振る舞いです。「議員なんて、所詮は4年の命。せいぜい3回当選して一人前です」とはある県会議員さんが私に教えてくれた話です。私と同年齢の他地域の議員さんでしたが、「3回当選するまでは、なかなかご依頼ごとも対応しかねます」くらいのことをはっきりと職員の方から言われたそうです。

そりゃそうです。右も左も市役所事情を知らない人に、その人の勝手な理屈でものを言われちゃかないません。何様か知りませんが、呼びつけて自分の理屈で偉そうに言うのではなく、まずは「市役所事情」を知るために「教えを乞う」姿勢が本来でしょう。そして、それから「それぞれの事案の実情・実態、裏話」を聞けるところまでは、「教えを乞い続ける」のが本来でしょう。

たかだか、限られた人生経験だけで、「議員」ではない「議員目線でもの言う」ことはやめていただきたいものです。3回当選しようが、10回当選しようが、「物事をお願い」する姿勢とは、「人の道」では自ら出向くのが「常識」でしょう。

2)議員秘書はいません
大きく勘違いしているのがこれ。
議会事務局には庶務課がありますが、この課が何をやるかはよく勉強した方が良いでしょう。
議会事務局の事務分掌は次の通りです。

庶務課
庶務係
(1) 文書の収発、編さん及び保存に関すること。
(2) 公印の管理に関すること。
(3) 秘書に関すること。
(4) 儀式及び交際に関すること。
(5) 議員の身分及び議員報酬等に関すること。
(6) 職員の人事及び給与等に関すること。
(7) 職員の服務、研修及び福利に関すること。
(8) 予算の経理に関すること。
(9) 物品の出納及び保管に関すること。
(10) 自動車の管理に関すること。
(11) 議事堂の管理に関すること。
(12) 議会の傍聴に関すること。
(13) 市政概要の発行に関すること。
(14) 事務局及び課の庶務に関すること。
調査係
(1) 法令、例規の調査及び研究に関すること。
(2) 各種資料の収集及び統計に関すること。
(3) 市の事務及び事業の調査に関すること。
(4) 議会図書室に関すること。
(5) 市議会だよりの編集発行に関すること。
(6) 各種照会に基づく調査及び回答に関すること。
(7) その他議会の調査に関すること。

市長公室秘書課の事務分掌も見てみましょう。

秘書課
(1) 秘書に関すること。
(2) 儀式及び交際に関すること。
(3) 褒章に関すること。

私が申し上げたいことはご理解いただけるでしょうか。議会事務局庶務課庶務係に「(3) 秘書に関すること。」があり、市長公室秘書課に「(1) 秘書に関すること。」とまったく同じ表現です。秘書課に当てはめれば当然わかることですが、「ヒラ」は関係ねえんだよヒラは。ということです。議会事務局の庶務係の秘書業務は、議長と副議長の秘書業務を意味しており、ヒラ議員は何でも「自力更生」なのです。それをコピーを取れだとか、コーヒーを取れだとか、「大きな間違い」なのです。ましてや「議員個人の日程調整や連絡調整」などをさせるのももってのほか。ホント最近は勘違い議員が多くて困ります。

県議会や国会のように議会担当窓口が行政の側にもあって、議員秘書業務を行うものを配置できるところは「偉そう」にしても結構ですが、船橋市議会と行政の関係では、日常業務の窓口はありません。便宜的に定例会を中心に本会議対応の窓口を財政部の皆様に担っていただいているようですが、各部各課の窓口は特に議会担当をおいていませんというか、議会担当を置くほどの議員側の高度な事案もないとは思いますけど…。

3)何をやっても許されない
選挙で選ばれた市民の代表だから何をやっても許されると思っている議員がいます。アホか。
何度もこのブログも書いていますが、船橋市議会の長い歴史の中で、議員全員と、議会事務局全員と、執行機関の全員とで作られてきている「暗黙のルール」と「明文化のルール」とがあります。それを然るべき呼吸で関係を保ち、市政発展のために議会と執行機関とで日々努力をしているのです。

それを、くどいようですが、たかだか知れている人生経験だけで、「自分だけしか通用しない理屈」を持ち出すな。ということです。一見非合理的であっても、経験に基づいた、議論の末の「結論」なのです。「社会の常識とかけ離れている」ように見えることでも、「実はこういう理由があるんです」を聞きもしないで自説を得意げに言うアホがいます。「間違っているのはアンタ!」って笑われているのも知らないで。

自戒の念を込めて…。