来週は決算特別委員会です。
もう間近に迫ってきた11月1日、おもしろいメールが議会事務局から送られてきました。


船橋市議会 勝手にe-報告 (長谷川大のe-通信簿)-bunsyo
船橋市議会 勝手にe-報告 (長谷川大のe-通信簿)-bunsyo1



決算特別委員会の資料の訂正依頼です。市長から議長への依頼文のようですが、これで議会が許してよいのかです。

実は、決算特別委員会は、9月の第3回定例会で設置されました。なぜなら、平成22年度決算の承認を求める議案は第3回定例会に上程されました。それを定例会閉会中に審査するというのが決算特別委員会設置の理由です。

さて、その第3回定例会に上程された決算書は細かい作業の後「確定」して、議会に承認してくださいと上程されたものです。当然ですが、関連する資料も完全なもので、それに基づいて決算が行われているわけです。それがまあ、なんともお笑いなのが、一度ならず二度もなのです。

一度目は10月11日です。で、文書をご覧いただければおわかりの通り、「謝罪の言葉」がどこにも見当たらないのです。これはどういうことかと申しますと、「ちょっと間違っちゃったから、直しておいて。わりい」ってノリなのです。議会と執行部の関係なんてわかっていないらしいのです。

今、議会運営委員会では「二元代表制がどうも機能していないぞ。と議員が全体的におもっているぞ。」というニュアンスのまとめに入っています。そういう時期に、「わりいわりい、ゴメンごめん」というノリ。

僕が議長だったら、「馬鹿野郎!!そのままで開会だ!!そこで謝罪して訂正のお願いをしろ!!」って言うでしょうね。そうじゃなきゃ二元代表制が機能していないことになっちゃう。何でも市長の言いなり。ってただでさえ言われているのに。

うちの会派から出ている議長はやさしいから、「まあ、仕方がないから二度と間違うなよ」ぐらいのことをおしゃって許しちゃったのだろうなあ~。

だいたい、一度のみならず二度やったら、この役所の仕事の仕方がおかしいと疑わないのかということですよね。民間企業では考えられないルーズな話です。というかあり得ない話ですね。民間企業では株主さんに資料送付、ホームページ等でIR情報として出したものを、謝罪もせずに訂正しちゃうという暴挙です。

そうそう「暴挙」なのです。超一流証券会社の財務情報を見てみましょう。
http://www.nomuraholdings.com/jp/investor/summary/financial/index.html
ご覧になりましたか?四半期ごとの決算を発表しています。
これをダマテンで訂正しちゃうなんてことがあったら、株主代表訴訟や株価下落の要因になったりしちゃいますよね。

ある意味、議会って株主代表みたいなものでしょう。そこのところがわかってないんですよね。船橋市役所は。しかも、決算書配布直後ならまだわかる。時間がなくて、急ぎの仕事で配布してしまいましたけど、改めて見直したら間違えていました。ですから訂正お願いします。ならわかります。あってはいけないけど、まだ、許容の範囲かな。と。

ところが、10月の11日? 11月の1日?
ん?資料配布から何日経ってるんだって話です。
僕は、一層のこと、訂正依頼に応じないで、質問をしてみようかと今、思い始めています。謝りもしないんだから、依頼に応じない手もあるな。と。