前回の7月13日付ブログ
http://ameblo.jp/hasegawamasaru/entry-10952205510.html
で少々言葉足らずだったような気がします。

私は議会報は、本来議会の議決に付すべき案件をどのように審議をし、どのように決したかをわかりやすく報告することが第一義だと思います。

しかし、議会では条例文の条ズレ、項ズレなどと言って、国の法令改正に基づいて、条がずれたり、項がずれたりするだけの改正があります。そういう場合は、あえて報告をするほどではないと思います。そのような場合は、あえて紙面を使って報告するよりも、WebSiteなどで報告をしておけばよいと思いますし、それを担当する課がしっかりとお知らせをすればよいと思います。

そういうことも踏まえて、議決すべき事件が少なかった場合には、次の優先順位の記事を掲載するべきだと思うのですが、それでも、私は一般質問がその候補になるとは思えません。今までの歴史の中で掲載をしてきたのだからと言うのであれば、売名行為、地元選挙対策防止のための措置を講じて掲載すべきでしょう。

「私は◯◯の改良について議会で発言しました。」のアリバイ作りに利用されてはたまらないのです。議会で答弁を求めて、できないことを玉虫色に答弁をさせて地元対策をする。議員自身は担当課長などの説明で「できないことをわかっている」のに、できないとは地元に言えないから、「議会で言ってあって、よく検討するからという答弁をもらっています」を言うための一般質問。本当に勘弁していただきたいものです。

一時、国会でも問題視された言葉のような気がしますが「やるやる詐欺」です。できもしないことをあたかもできるような振る舞いを有権者に対して行う。これって議員として失格だと思うのです。市政の現状や、市政の仕事の仕方や、税金の使い方の基本的な考え方などを説明をし、場合によっては、有権者、支持者であっても説明して、議員への話が来た段階でも否定的な話をするとか、実情をきちんと説明すべきでしょう。それを、何度言っても言うことを聞かない、といって一般質問をする議員を見かけます。一般質問とはそういう場ではないと思うのです。そんな議員個人個人のそれぞれの事情に合わせた振る舞いを議会報に掲載することってあるべき姿でしょうか? というのが私の率直な疑問です。

議会の報告のあり方って、ものすごく歪んでいるように思います。議案に対する質疑というのがあります。これは掲載すべきだと思うのですが、これに発言者の氏名が掲載されています。多くの場合、議案質疑は会派を代表して行うものです。会派の疑問点を代表して議場で登壇して行うものです。それをあたかも個人の議員が発言をしているように記載されています。

とにかく、現在の船橋市議会の広報は、税金を使った選挙の事前運動と取られても仕方がないくらいの内容になっていると言っても過言ではないでしょう。