観光・農業・商業を徹底的に活性化させましょう。

成田空港と羽田空港の中間地点。
幕張メッセと東京ビッグサイトに挟まれた地点。
東京ディズニーリゾートが至近。
世界各国からの訪日観光客を通過させておいてよいのでしょうか?

そのうちのほんの数万人ですが、ららぽーとTOKYO BAYには来場しているようです。まずはそのお客様たちをもう1カ所市内のどこかに誘導してお金を使ってもらう。それが第一。次にできれば宿泊もしてもらう。宿泊に伴う経済効果は大きいでしょう。

船橋市はどれほどの観光(旅行)資源があるか気がついていないのです。「遊ぶ」「買物」だけが旅行の資源ではありません。旅行商品開発がまるでできていません。「築地中央卸売市場」に外国人がたくさん行っています。「古い日本式旅館」が外国人に人気です。ありとあらゆる日本の観光地が訪日外国人観光客の誘致に必死です。

観光開発をきちんと行うべきであると考えます。考えられないのであれば、これこそ市民の皆さんのお知恵や経験を生かす仕組みをつくればよいのです。そういう努力すらしていないことに呆然としているのですが、60万人の人口を擁していて、その市民の知見を生かせないなんてバカみたいですね。船橋市民がどれだけ旅行しているか考えたことがないのでしょうか。あるいは海外勤務をしたことのある方々どれだけいらっしゃるか。

どうも船橋市役所では「観光」を「古い固定観念」で捉えているようです。
「旅行」で求めるものって何でしょうか? 「非日常」であると思います。
「ビジネス旅行」で求めるものって何でしょうか? 「新たな発見」であると思います。

もちろんそれ以外の要素がものすごくたくさんあります。が、しかし、外国人にとっての「非日常」「新しい発見」は、その辺にゴロゴロところがっているんです。あるものを「これってどう?」って言い続けるだけの話です。反応のあったものを旅行商品として磨き上げていけばよいだけの話です。もうそれだけで、農業も商業も活性化させる要素がいっぱいです。

それ以外にも、農業、商業ともに後継者の問題が言われ続けておりますが、農業に関しては法律の改正等があり、後継の問題に関しても大きく変化させることができるようになりました。この船橋市という「都市農業」の効率的経営は、経営者の意識の改革も必要なのかもしれません。商業もまったく同じです。そこの部分を市がきちんと面倒を見るべきでしょう。新たな経営環境を認識するための情報提供から始まって、学習の機会を設け、受けてもらう。機会を設けるだけは簡単です。それをきちんと受けてもらうことが大変。そこをきめ細かく、受けやすい環境を作ることが大切です。うわべだけでやりました。でも来ません。来ない向こうが悪いのです。では何もなりません。

今、農業、商業ともにある意味ではチャンスなのです。別の項でも書きましたが、同時に「市との取引」や「国・県との取引」のし方をお教えしたりすることも重要です。新たな市場の開拓は、農業、商業ともに行政が一体となるべきです。