スポーツ振興を積極的に行いましょう!!

ということをしっかりと考えるべきだと思います。
古くはゲートボール。最近はグランドゴルフ、パークゴルフ。
しかし、そういうことではないのでは、と思います。

船橋市では、全市的に体育指導委員を委嘱して市民のスポーツ振興を行っているように見せています。しかし、本当にそうなのでしょうか。私は明らかに違っていると思います。昭和38年から制度があるようですが、いろいろと事業をお願いするにあたって、予算も大して変わらない。決まっているから、予算を付けて、あとは「良きにはからって下さいな」という非常に無責任な話。たぶんこういうことを言えば、「体指のみなさんの自主性にお任せして」なんて言葉が返ってきそうです。

船橋市体育指導委員に関する規則(昭和38年4月1日施行)
第2条 体育指導委員は、住民のスポーツの振興に関し次の職務を行う。
(1) 住民が行うスポーツ実技の指導を行うこと。
(2) 住民のスポーツ活動の促進のための組織の育成をはかること。
(3) 教育機関及び関係団体その他行政機関の行うスポーツの行事又は事業に関し協力すること。
(4) 住民一般に対しスポーツについての理解を深めること。
(5) 前各号に掲げるもののほか住民のスポーツの振興のための指導助言を行うこと。

と定められています。言ってみれば市民恊働の元祖みたいな方ということになります。市民が行うスポーツに関して、市役所の職員の代わりにスポーツ振興をはかるためにボランティアでお願いしているわけです。だとしたら、もっと予算を用意して、現代社会にあった「スポーツ振興」のための施策を委ねるべきです。

スポーツ振興といってもそうそう簡単ではありません。基本的には軽スポーツの普及のための体育指導委員にされていますが、規則を見ればそれだけではないのです。この規則を読んでいきますと、この体育指導委員さんの組織と各競技団体や単位チームとで、船橋市のスポーツ振興をどうしようかという話し合いが行われたなどということは聞いたこともありません。競技団体などとは相容れにくいものであると言ってしまえばそれまでかもしれません。

しかし、スポーツ愛好者への入り口とでも言うのでしょうか。言い方が間違っていたら申しわけありませんが、いままで、なかなかスポーツに触れる環境になかった方々、バリバリ都内の会社まで通って仕事をなさっていた方、結婚・出産・子育て・PTA・地域活動でもう忙しくて仕方なかった方などが、会社も終えた、子育ても終えた、さてそろそろ健康も気になり始めた、何か運動でもしようかなと思ったときに、「最初に声をかける人」「ちょっと相談してみる人」が体育指導委員さんだと思います。

学生時代に運動をしていた方はよいのです。そこへ戻ろうと思えば、方法を考えられるから。しかし、そうでない方々が「思い立ったとき」にどうするかです。「だからいろいろな大会を主催してもらっています」という回答がありそうです。私が申し上げたいのはそうではないのです。

これだけ様々な情報が入手しやすくなってきている中で、情報発信の機能を持っていただくこと。もちろん今もやっていただいています。が、もっとです。それと同時に、スポーツを行う楽しさだけではなく「見る楽しさ」の普及をしていただきたいのです。それは何もプロスポーツに限ったことではなく、アマチュアスポーツの観戦も競技団体と協力して、積極的に「試合」を見ていただく環境を整えるのです。しかも解説付きで。「見る」から「やる」に行ければ最高ですね。

いろいろな政策を書いてきましたが、少ない予算と知恵だけで大きく変化する可能性のある施策です。

まだ漠然としていてわかりにくいかもしれませんが、ありとあらゆるスポーツの情報を行政の様々なチャンネルを使って広報すること。これはプロアマ問いません。そして、必ず体育指導委員がかかわって、住んでいる同じ町内の指導委員さんに相談すれば、その競技団体に苦もなくアクセスできる。そして気軽にそのスポーツに触れられる。そういう仕組みを作りたいと思います。

中学生のとき部活の仮入部という制度がありました。同じです。仮入部を簡単にできる制度を作るということです。ただし、そのことが実際のチーム運営に影響があると思うのです。そこを体育指導委員と行政で手助けを考えるべきだと思うのです。それが何かというのは、各競技団体やチームによって必要なものは違ってくると思います。それらの洗い出しから始めるべきかもしれません。なんと言っても、船橋市は「スポーツ健康都市宣言」をしているのですから。