幼稚園情報センターのメールマガジン。転載させていただきました。

【幼稚園情報センター】メールマガジン 2010.11.26
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■ 案6「年齢区分・保幼一元化」を提案するチャンスがきた
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ワーキングチームの委員から異論反論が相次ぐ「幼保一体化・こども園構想」。新システム検討会議の共同議長を務める岡崎トミ子少子化担当相は衆議院予算委員会で「あれはワーキングチーム委員が意見を持ち寄るうえでの参考イメージに過ぎない。案はワーキングチームで作っていくもの。しっかり議論し、議論を深めていく」と答弁し、幼稚園・保育所制度の廃止を前提とした基本制度要綱案にこだわらない姿勢を示しました。

これを裏付けるように11月16日の一体化ワーキングチーム会合で、事務局は「こども園の考え方にはこれだけの形がある」と、原案ごり押し姿勢を一転させて一気に5つの案を提示しました。

「さあどうぞ、ご自由に議論してください」という開き直りのオープンスタイルとも見えますが、反論陣営の論拠の違いを突いた目くらまし分断作戦でもあり、5案のどれを選んでも10年後にはこども園に一本化される(させる)という計算が働いているようでもあります。

しかし何もこの5つの案だけで議論する必要はないはずです。逆に「事務局で5つの案を用意してくれたのなら、自分たちも違う案を提起しましょう」と枠を広げることができるはずです。
そうです。今こそシンプル&ベストの「年齢区分・保幼一元化案」(0~2歳は保育所、3~5歳は幼稚園)を提起する絶好のチャンスが訪れたと言えます。

詳しくは私幼ヘッドラインをご覧ください。
http://www.yochien-joho.com/headline/

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■ 副大臣、内閣府政策統括官に各園から直接意見を伝えよう
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といっても交渉をワーキングチームの委員に任せるだけではいけません。それぞれの幼稚園関係者が、自分の意見を政策担当者に直接伝えていく活動を続けていかなくては議論の力は高まっていきません。
会議の中だけでなく、会議の外からもいろいろな意見が寄せられてくる、これが幼稚園の発言に大きなパワーを与えてくれるのです。

実際、1週間ほど前、千葉県のある幼稚園理事長が新システム検討会議の仕切り役である小宮山洋子厚労副大臣に自分の意見を綴った手紙を送ったところ、本人から「会って詳しい話を聞きたい」と連絡があり、事務所で30分余りも話を聞いてくれたそうです。

幼稚園教育の存亡にかかわる重大な事態です。度胸を出して副大臣と政策統括官に電話をかけましょう。FAXを送りましょう。

・末松義規内閣府副大臣 TEL:03-3508-7103 FAX:03-3508-3403
(東京19区選出衆議院議員、小平市に地元事務所)

・小宮山洋子厚生労働副大臣 TEL:03-3508-7319 FAX:03-3508-3319
(東京6区選出衆議院議員、世田谷区三軒茶屋に地元事務所)

・鈴木 寛文部科学副大臣 TEL:03-6550-0903 FAX:03-6551-0903
(東京都選挙区選出参議院議員/鈴木副大臣には激励のエールを)

・村木厚子内閣府政策統括官 TEL:03-3581-1191 FAX:03-3581-1609
(少子化対策を含む共生社会政策担当の統括官、元・厚労省雇用均等・児童
家庭局長)

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■ 人見楠郎氏の先見の明を生かす時がきた。
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26年前、1984年4月23日、日私幼、全法幼、全私幼の三団体が統合して全日本私立幼稚園連合会が誕生しました。「無理だ、無理だ」と言われながらも統合の旗を振り続けたのは昭和女子大学理事長の人見楠郎氏(全法幼会長=当時/故人)で
した。

人見先生は「将来かならず幼稚園と保育所をめぐる深刻な事態が起きる。そのときに私立幼稚園が三つに分かれていたのでは翻弄されるだけだ。私たちが磨きあげてきた幼稚園教育を子ども達のために守り抜いていくには、ひとつにまとまるしかない。今やるべき一番大事なことだ」と訴え続けました。

その深刻な事態がとうとうやってきたのです。人見先生の言葉を思い出し、私幼統合に苦労を重ねた先輩の努力を思い出し、今こそ私立幼稚園統合の力を発揮してもらいたいものです。

詳しくは幼稚園情報センター「コラム」をご覧ください。
http://www.yochien-joho.com/column/

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■ 今月の『幼稚園ママ&パパ』は「読み聞かせの魅力とコツ」
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教育ジャーナリスト・西東桂子さん、ライター&イラストレーター・山本花子さんの2人のママ編集者がつくるコラムマガジン『幼稚園ママ&パパ』。今月のテーマは「読み聞かせの魅力とコツ」。

読み聞かせは、子どもを健やかな眠りへいざない、親子関係の密度を濃くして子育ての幸福感を高めます。親子の生活リズムを守る大事なツールでもあります。
ぜひご覧になって「園だより」や「保育報告会」などを通じて保護者の方々にお伝えください。あるいは「こんなサイトがあるんですよ」とお伝えください。
http://horonisshi.cocolog-nifty.com/mamapapa/

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・私幼人生録 岩手県・あけぼの幼稚園「アマゾンで眠り100年後に復活」
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幼稚園情報センター代表 片岡 進
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