市内の就学前児童は約3万5千人で、そのうち公・私立保育園に約8千人が保育園に通っています。船橋市の保育を取り巻く環境は、待機児童対策、多様化する子育てニーズへの対応、保育の質の維持・向上、保育園の耐震化など、多くの課題に直面しているとのことです。
 このような状況の中で、今年4月に「保育のあり方検討委員会」が設置され、将来の市の保育のあり方について検討していることをご存知ですか?この「保育のあり方検討委員会」が市に提出した1次報告書に対する意見募集の記事が、広報ふなばし9月1日号に掲載されていました。市内5箇所で車座ミーティングが開催されますが、この市民電子会議室でも意見交換をして、船橋の子育て環境を一緒に考えてみませんか?
 子育て中の方はもちろん、子育てを終えられた方、これから子育てに取り組む方、保育園の利用の有無は問わず、皆さんの意見をお寄せください。

 という記載が
市の電子会議室のテーマとして記載されていました。http://bit.ly/bSG646
ものすごく市役所の勝手な、縦割りそのものの、利用者ニーズを理解していない、独りよがりなテーマです。「公」の役割の放棄としか思えません。
何を言いたいか?って、よ~く読んでください。「保育」と「子育て」をまったく同じように捉え記述しています。

 「市内の就学前児童は約3万5千人で、そのうち公・私立保育園に約8千人が保育園に通っています。」と記載がありますが、書き方として、市役所の「子育て」を記述する場合は、ミスリードでしょう。

 私だったら、「市内の就学前児童は約3万5千人で、そのうち私立幼稚園に約1万人、公・私立保育園に約8千人が保育園に通っています。残りの約1万人は家庭などで子育てが行なわれています。と書くでしょう。

 「船橋市の保育を取り巻く環境は、待機児童対策、多様化する子育てニーズへの対応、保育の質の維持・向上、保育園の耐震化など、多くの課題に直面しているとのことです。」

 私だったら、「船橋市の保育を取り巻く環境は、保育園の待機児童対策、幼稚園の預かり保育の積極拡大、認証保育施設制度の確立など多様化する子育てニーズへの対応、保育の質の維持・向上、保育園の耐震化など、多くの課題に直面しているとのことです。」と書くでしょう。欲を言えば「保育の質の維持・向上、保育園の耐震化など、」は削除ですね。

 こういう姿勢が船橋市の保育にかかる予算が膨れ上がる原因になっているのです。船橋市の就学前児童の子育てはすべてを「公」が担っているという、大きく間違った「自負」と、私たちしか船橋市の子育てはできないという「アホのような自惚れ」によって、市役所庁内が異常な状態になっているのです。それで二言目には待機児童待機児童って言って、「保育園サービス」の公費投入しか考えていません。だから電子会議室も「船橋市の子育て」と言いながら、保育園を中心としたサービスの考え方しか問題提起できないのです。

 就学前児童が3万5千人いて、その約2割の子どもたちのことを考えよう!!って? アホかと思いますね。3万5千人いる児童のうち8千人が保育園に入園しています。ですからそれ以外の約8割近い子どもたちのことを電子会議室で話し合いましょうと言うのならわかりますが、公務員の発すべき言葉ですかね。アホらしいったらありゃしません。

 なぜ、そう言うかというと、その8千人にはより多くの税金が使われ残りの2万7千人には微々たる税金の配分です。それって、市役所のあるべき姿ですか? 私は絶対に違うと思っています。