8月から、NPO法人の呼びかけで集まった「社会体験」をするインターンシップ制度の学生さんを受け入れています。私はこれで2回目の受け入れです。2ヶ月間受け入れます。

前回は男女の学生さん各一人ずつ。今回は、男性3名の学生さんを受け入れました。千葉大学の法経学部の学生2名と東洋大学の社会学部の学生さん1名です。私の学生時代は遊ぶことに必死で、社会体験を通じて勉強をしようなどとは思いもしませんでした。またそういう制度もありませんでした。

日本全国の国会議員から市町村会議員までの議員や首長ばかりの中から、学生側が選んで研修を希望します。

前回は、アルバイトと部活動に熱心な学生さんでした。今回は、今の段階ではアルバイトもせず、部活動などもしていない勉強主体の学生さんです。

最初のうちは緊張もあったようでしたが、慣れてくるといろいろと質問も出てきて、私としては楽しい研修生活をサポートさせていただいている感じです。
そこで、今回は議会本会議を傍聴しての感想を書いてもらいましたので、掲載させていただきます。(私への提出順)

本会議が、6日間ありましたが、可能な限り最初から最後まで傍聴をしてもらい、毎回終了後、疑問点を聞き解説をしました。その結果の感想です。

<A君>
市民の暮らしをよりよいものにしようと考えている議員も多くいるのだとは思いますが、質問を聞いている限り多くの議員は市民の暮らしよりも自分の選挙のために質問をしている様な気がしました。反省会で長谷川議員に、質問をしていた議員の生業を教えていただくといっそう強くこのように思いました。市民は議員が議会で意味は分からないが難しそうなことを質問しているのできちんと議員の仕事をしてるように錯覚しているのだと思います。傍聴後に疑問点を質問する機会がなければ、確実に寝てしまうだろうというぐらい何を言いたいのか分からない議員が多く、だいぶがっかりしました。執行部もきちんと答える時は答えていたのですが、「検討します」の一言で逃げているような気がしました。

<B君>
諸会派の議員の質疑を傍聴してきて、色々な観点から質問がなされましたが、政策に憂うるところがあって質問したというより、ただ自分の持論を主張し、それを反映させようしたところがあった感じが否めないかなと思いました。
あと、委員会や勉強会と違って、自由に論議をすることで認識を共有させることが難しいと思うので、どちらかというと市の正式な見解を引き出して、自分も言いたいことを言うという方向があった感じがしました。

<C君>
さて、議会傍聴の感想ですが、市の議会ということもあり、国会よりも、市民の細かい議論をしているなと思いました。
そのために、市のことを知らないとついていけない事項もあったような気がしました。
また、理屈や理論に合わない質問や行動もあって、「これは本当にここでやるべきなのか?」とか、「いや、あなたの方がおかしいでしょう」と思うところもありました。
細かい事項になればなるほど、幅広い法律、条例が必要となるのを改めて感じ、もっと勉強が必要だなとも思いました。

市民の皆様もこの学生の声を参考にしながら、一度傍聴なさってはいかがでしょう?
落語やお笑い番組より笑えたりするかもしれません。