市役所の統廃合を考える時期に来ていると思います。
先日、インターン生を連れて千葉県庁に伺い、「市と県の違い」を勉強させていただきました。その際いただいた資料に、県知事執行部局の組織図がありました。

一番わかりやすい資料です。
http://www.pref.chiba.lg.jp/jinji/ninyou/saiyoushiken/annai/documents/panfu00.pdf
部は7部です。船橋市は倍以上。従って部長も県より多い。
もちろん、県は課が多いですから、課長が大変重要な役割を担っています。

さて、船橋市においては部の統合などは不要なのでしょうか?
あるいは組織の変更は不要なのでしょうか?
何度かこのブログでも書かせていただいていますが、私は組織の再編が必要だと思っています。

職員の方々から最近よく聞く話は、来年の3月は10人の部長が定年を迎えるから、10人の部長昇格が大変だと。部長定数を減らせばいいだけなのに、なぜか大変だと。ものすごく多くの人が大変だと言うのですから、誰もが部長適任者、部長適格者が少ないという認識を持っているのでしょう。

肩書きが人を育てるのかもしれませんが、さてさて、どうなんでしょうか。組織や業務内容の把握ができていな中で、部と課の数をいじりたがらないのは、「把握できていない」からこそでしょう。

なんだか前に企画部が、行政サービス改善プランというわけのわからんことをやっていましたが、そこには事業ごとに「職員配置の数」を記入していました。事業内容から数値化してです。ということは、それらを積み上げればその課の必要職員数が出てくるはずです。そもそも総務部の職員定数を管理するところが機能していない現在、企画部のその数値を基準に職員数を算定するしかないわけでして、それを基準に、部、課のあり方を考えれば良いのではないかと思います。

ここ数日で「平成22年度地方公共団体定員管理研究会 」を読み込んでみようかと思いますが、なんと言っても我が船橋市役所のみならず、全国の自治体の「定数」の考え方は、「クリア」ではないのです。

我々議会も然りです。地方自治法の考え方も変わってきておりますから、今までは人口に応じて定数の定めでしたが、今は、上限の設定のみで、議会が自ら定めることになっているのですから、今改めてそこの部分の議論を真剣にする時期に来ているのではと思います。

「総務、企画、市長公室」「建築、都市計画、都市整備」「道路、下水道」。教育委員会なんて部を無くしちゃう。健康福祉局も健康福祉部一部でいいんじゃないでしょうか。