慣れに気をつけて肌感覚を大事にしなさい。というご指摘をTwitter上でいただきました。
140文字でお返ししていくと抜き差しならないことになりそうなので、いただきましたツブヤキを引用させていただきながら、考えてみたいと思います。

我々「議員」に対する叱咤激励であると勝手に解釈しているのですが、実は、市役所の職員の皆様にも考えていただくべき事柄ではないだろうかと思いました。

「公」というのは、「継続する」ことを大切にします。それは、ここでいう「慣れ」と紙一重ではないだろうかと思うのです。実は、船橋市役所においては、「継続しなければいけない」と理由づけて「何もしない」ことに「慣れ」てしまっているような気がします。

「やっているんだからそれでいいじゃん」
「それは、そうはいっても船橋市ではこういう仕組みなんですよね」
とかですね。
実は私もまったくそういう対応をするケースが多々ありますね。反省しなければいけません。

一つの事業や事柄をオリジナルのまま継続しようとする姿勢。これはいけませんね。常に日々改善を図っていかなければいけません。

「公の継続性」は、「基本姿勢」「基本的考え方」「法令、条例等の解釈」などを一本筋の通ったものとして継続させなければいけません。それらの方針転換は大きなエネルギーもいるし、手続きを踏む必要さえあります。そういう意味では、「継続」と「慣れ」は気をつけなければいけませんね。私も充分に気をつけていこうと思います。

さて、Twitter上でご指摘いただいたのはもっと別の側面もございました。しかしどうでしょうか?

「偉い先生方が平気で金をごまかすこのお国、裏でどれだけの金が動いているのかを物語るようだ。善悪を麻痺させるほど。慣れって怖い。肌感覚を大切に!」

とのことでした。これは直近では、鳩山前総理の母上からの資金提供とその幕引きや小沢一郎前民主党幹事長の土地購入などをめぐる資金のことなどをおっしゃっているのだと思います。更には過去にさかのぼっていくと自由民主党のお金にまつわる事件がたくさんありました。

私の感覚では、事件が起きるたびにどんどん法令が整備され、政治家のお金の取り扱いもどんどんきれいになってきたと思います。少なくとも自由民主党の国会議員はかなりの浄化率だと思います。金銭スキャンダルイコール議員生命の終わりを意味しますから、そういうリスクを冒さなくなったということです。

私も一度衆議院の選挙に立候補しましたが、その際、党幹部や閣僚を経験なさった先生から事務所にお呼びいただいた時、「大ちゃん、これから当分の間お金で苦労すると思うし、地方議員などから要求がエスカレートしてきて、選挙時には渡したくなるだろうけど、絶対に渡しちゃダメだ。それだけは肝に銘じておいてくれ。それから、もらってもダメだ。どこかから漏れる」と言われました。

まだ議員になってもいないし、当選さえも危うい私にここまでの忠告がありました。他の先輩議員に「資金」の取り扱いについて聞いたときもそうでした。返ってくる答えはまったく同様の趣旨でした。

ここで書き忘れないうちに書いておきましょう。「地方議員の要求」はあります。私も今地方議員ですが、いまだにこれだけ時代が変わっても要求する地方議員はいます。断言しておきます。

さて話を戻します。そういうふうに自由民主党の議員さんは本当にきれいにきちんと処理をしています。政治資金規正法と公職選挙法に基づく事例がほとんどだと思います。

それなのに、それなのに驚きなのは、民主党が昔からの政治と金の体質のままであることがここ1年の事件を見ても明らかなのです。

「組合丸抱え」や法の趣旨を曲解して、脱法行為や違法行為を行う。今回の鳩山前総理の件などは、景気低迷が続く中、庶民感情を逆撫でする事象でもあり、決着の仕方も決して納得のいくものではありませんでした。困ったものです。

しかしながら、「政治家イコール悪」にされてしまうのは少々残念だと思います。しかも我々くらい末端の地方議員になると、夏冬の期末手当(ボーナスみたいなもの)で毎月の報酬の赤字補填をする感じ。それくらいお金と縁がないのが実態です。もちろん私だけかもしれませんが、周りに聞いてみると同様です。

悪名高き「政務調査費」というものもありますが、裁判事例やオンブズマンと称する方々の勝手な解釈による政務調査費使途の糾弾などにより、事実上は使えない制度になって来ています。ですから私はこの制度自体を廃止すべきであると基本的には考えております。
また話はずれました。

説明にならない説明ですが、善悪を麻痺させているのは民主党の一部の国会議員さんや地方(田舎)の議員さんくらいではないでしょうか。少なくとも、前述したように私などは自分の小遣いにも困るくらいですから、「肌感覚」は充分に持ち合わせて行動していると自負しております。

ただし、ただしですが、船橋市で申し上げると、総額2,500億円くらいの一般会計と特別会計の審議をする立場から、会話の中で1円を軽んじるようにとられてしまう表現がでることがあるかもしれません。気をつけなければいけないと思います。しかし、市民生活を考えたときに逆にちまちまとするのではなく、大胆に物事を考えなければいけないシーンが多いのもこれまた事実であります。

「世の中悪い人はいっぱい。ごまかすほどお金がある先生も少数でしょうが、先生と呼ばれる職は公益性が高く尊敬に値する職だという認識から清廉潔白を求められるのです。それが庶民感覚であり一票に込めた尊敬と期待なのです。肌ではもう感じられませんか?」

というご指摘もいただきました。おっしゃる通り、清廉であり潔白でなければいけませんし皆様の一票を肝に命じ活動をするのは言うまでもありません。

ご指摘のことを踏まえ私もきちんとした行動をすべく皆様にも近々にいろいろとご報告をしようと思います。