最近、なんだか、妙に気になるのが公務員の方々のお疲れ具合。Twitter で公務員であることがわかる方々の「つぶやき」を見ているとしんどそうだなあ。って思う時がしばしば。ここで対比されるのが、いつも「民間の厳しさ」。でも逆に民間の皆様には「議会」の存在や、「思っていてもそうは言えない」ってことって少ないと思うのです。申し上げたいことを表現するのが難しいのですが、「理不尽な話」をどこまで「耐えるか」って「線引き」が民間の皆様とかなり違うと思うのです。

同時に、公務員の人間像は基本的には「いい人」ですから、「理不尽な話を耐えて聞いている」うちに、感情移入や、「どうしてああやって考えるんだろう」って考えてしまって、同情して悩んじゃったりしちゃう人が多いようです。

最初に戻りましょう。「議会」はタチの悪い株主総会みたいなものでしょうかね。議員はいつも仕事場を監視している株主みたいなものでしょうか。中にはパワハラを平気でする人もいますしね。私も一部ではそう言われています。でも私は逆苦情も受けますし、訂正すべきものは訂正しているし、って思っています。

さて、何で疲れちゃうんだろうといろいろと聞いていきますと「上司力」の問題も最近はでてきているようです。確かに船橋市役所を見ても団塊の世代の皆さんの退職が進んで来て、管理職になっていく過程が少々乱暴になって来ているような気がします。それを補うために研修を繰り返していますが、そういう問題ではなく、順調に育った方は、「あるべき上司像」を個々に描くことができるのだろうと思うのですが、そういう時間も機会も期間もない。なぜそうなったかというと、わけのわからんデタラメとも思える定員管理をして多くの職場を疲弊させました。日々の業務が毎日毎日増え続ける中で数合わせだけの「定員減」をしたことの罪は大きいような気がします。

実は、末端の係員などの「ルーティンの業務」を把握できていない課長や部長がいます。何もすべての所管業務を一から十まで把握しろというのではありません。でも、業務改善の助言や指導は上司の仕事でしょう。「こんな工夫をしたらどうだ?」とか、「これは、必要ない作業じゃないか?」とか、「助言」「指導」ができていれば良いのですが…

私が会社員のときもいろいろな上司がいました。事細かに仕事のやり方を聞いてくる上司。「お~任せたよ」って言って何も聞いてこない上司。時折進捗状況や業務の状況を聞いてくる上司。いずれにしても、すべての上司に見守られていました。

悪戦苦闘していれば、声がかかり助言をしてくれて、こちらが問えば指導や指示がありと常に話をする機会がありました。海外駐在という特殊な職場環境の時もありましたが、国内勤務のときも同様で、とにかく、上司が話す機会をとことん作ってくれた感じでした。

ところが船橋市役所を見ていると、少々違う。時代も違うのでしょうが、「意思疎通に欠けている」シーンに出くわすケースもあります。それを「縦割りですから」って言ってのける職員も職員ですが、縦割りで結構なのです。しかし、一つの仕事をするときに、それらを横につながなければいけない時は、横に連絡を密にすべきでしょう。それができないようなのです。何ヶ月か前にOBの方と話していたら、昔のコミュニケーションの取り方の話を聞きました。どうして今はこうなんでしょう。

不思議なのは、「飲み会を嫌う」若手職員の話です。ぼくも嫌いな上司(先輩)との飲み会は極力避けました。ここで言う嫌いな上司とは、実のある飲み会にならない上司。酒が好きなだけ。酔うと説教。酔わなきゃ説教できない。とかでした。まあ、そういう上司っていなくて、「先輩」でしたけどね。

決して飲み会そのものを嫌っているわけでもない若手職員は多いような気もするんですけどね。それだけ魅力なき飲み会、あるいは上司ってことになっちゃうんでしょうかね~、結局は。

なんだかうまくやってほしいですねぇ。