300万円事件
について総務委員会が開かれ、報告、説明がなされました。我が会派の日色議員が副委員長なので早速お考えを述べていらっしゃいます。
ご参照ください。
http://taketo2784.blog76.fc2.com/

300万円足りないことに関しては、これはもう弁解の余地もありません。しかも、報告によると、その作業手順はおよそ褒められたものではありません。

しかし、このことは納税課の問題、会計課の問題という話ではないと思っています。日色議員のお考えもその通りですし、以前から日色議員が主張していらっしゃる内部統制の問題に密接に関係しています。
http://www.city.funabashi.chiba.jp/giji/honkaigikiroku/h21/2r/day6/day6_5.html

これで解決していけば大丈夫なのですが、考えれば考えるほど、その作業量は膨大になるなと思います。とはいえ、この「内部統制」に集約されていく話ではありますが、気になる点を2点だけ書かせていただきます。

1点は、「市政に対してたくさんのご意見を主張なさる方」、まあ、ぶっちゃけて言っちゃうと「クレーマー」対策です。今、結局は各課対応になっていること。しかも誰も助けてくれない。というと語弊がありますが、「みんなでクレーマー対策をしない」ことです。総務委員会で日色委員の質問に対する答弁を聞いていても、最初から「ご意見を賜る」ことを想定していて、萎縮していた可能性が大きい感じでした。

他の委員がアホみたいに他の課の苦情を受けるんですかとか、徴収にいったのになぜ課の仕事と関係ない苦情を聞くんだくらいの調子で意見とも質問ともつかないことを言っていましたが、アホだなあと思いました。

まず、議員そのものが「一種のクレーマー」だという認識がない。というより議員が一番やっかいな「クレーマー」です。だからクレームを言われる気持ち、精神状態など理解もしません。

そのことの議論が欠けていたというか、どこかで考えていかなければいけません。議会の中でもクレーマー度の高い私ですが、私に罵声を浴びせるくらい反論してくる方は、ある係長さんとある事務局長さんくらいです。その場合は私にはないスキルを前面に押し出してきます。議会の歴史や市の歴史や事務事業の歴史的背景などを前面に出し「アンタが何を言ってもダメなものはダメなの!!昔っからこうなんだから」って土井たか子みたいに。そうすると仕方がないなと思うのです。ここでひるんでいては議員失格ですが、いい子になりたい気持ちがありますから、この辺で引いちゃうんですね~。

話が脱線しましたが、その「いっぱいご意見を賜る」精神的な重圧というものがどんなものかを考えている委員さんは日色議員以外いなかった感じです。羊のような職員が多い船橋市役所においては、ある意味では大変大きな問題だと思います。(考えてみると議会事務局には野獣やオオカミが多いですね)

なので、委員会でも強烈な方は、納税者に対して失礼だとか、集金に行くのが当たり前だぐらいの意見を述べていらっしゃいました。

それはちょっとね~と思いました。商売じゃないのですから、金額の多寡に関わらず、「自主的に収めていただく」のが当然。納税は義務ですからね。ここは高額納税者の皆様に大変ご無礼、失礼な話で恐縮ですが、役所というところはそういうところですね。そういう議論にもなってしまいますからね。

「高額だと集金に行って、少額だと自分で収めろって言うのか!!」って。
いわゆるクレーマーである理不尽な要求を行ったり、理不尽な理屈を押し付けるような方々に対する対応方法とその応用編を考えないとならないでしょう。
というのが今回感じたことです。

2点目は日色議員ブログをお読みください。
「マニュアル」っていうのも好きな言葉ではありませんが、これから市の中核を担っていく若手の方々はマニュアル世代。指示待ち系。ですから、事務作業手順の全庁的な見直しを少しずつでも進めて、きちんとしたものを確立することですね。田舎の役場以下ですから。今の船橋市役所の事務作業の「感覚」は。タイムスリップしたような感さえありますね。よろしくお願いします。