へ行ってきました。お手伝いしているボランティア団体の研修でした。
ここは、交通事犯専門の刑務所。どんな事件を犯した人かというと、基本的には、お酒を飲んで死亡事故を起こした人ですね。困ったものです。「世の中を甘く見ている人」のようです。そして初犯で、刑期が3~4年の人です。

受刑者の開放的処遇をしていることでも有名ですが、どういうことかというと、「塀」がないのです。フェンスで、有刺鉄線。それも外からの侵入者がないような向きのフェンスです。

作業をする場所と、住む場所は完全に別。住むところも最初のうちは作業場の近くですが、刑期のおおよそ3分の1を過ぎると開放寮というところに住みます。そこも見学をさせていただきましたが、企業の社宅みたい。まあ、ベッドがかなりの接近した配置ではあるけど、2段ベッドがずっと並んでいました。

しかし、そのルールも微妙に扱いが違っています。優秀な生活態度だと、ベッドの周りをカーテンで仕切れる。その次の段階は、片面だけカーテン。寝具も一番優秀だとマットレスがあるらしかったです。(説明を受けたのは、カーテンだけ)

ほとんどのベッドには家族の写真が飾ってありました。僕はお酒を一滴も飲まないから理解できませんが、「酒を飲んで運転して事故を起こす」って、自己過信と世間への甘えとでしょうね。きちんと更生していただきたいものです

一般の刑務所は再犯で再入の率は4割のところ、交通刑務所は1割だそうです。しかし、それはたまたま捕まらないというケースもあるだろうから、一概に良しとすべき数字ではありません。犯罪のない世の中にしたいものです。