MSN産経ニュースより

船橋市議会 勝手にe-報告 (長谷川大のe-通信簿)-sankei

スノーレパード、セブン…パソコン新OSは本当に必要?
2009.9.23 11:54

僕は必要だと思う。

ウィンドウズとマック、両方のユーザーにとって大きな決断の時期が迫ってきた。現在使っているパソコン(PC)の基本ソフト(OS)を更新するか、そのままにしておくかという決断だ。
私は、今のメインマシンはMacBook 2.4GHz。まあ、きわめて快適に利用していますが、若干の処理スピードに不満と言うか、手の動きと一致しない時がありました。
これは単純に解決できる問題ではなく、それぞれの状況によって答えは「もちろん」から「とんでもない」まで変わってくる。とくにウィンドウズユーザーにはその傾向が顕著になるだろう。
新OSのリリースは、そう頻繁に行われることではない。米アップルが愛称「レパード」で知られる前OS「マックOS X」(10.5)を、米マイクロソフト(MS)が「ウィンドウズ・ビスタ」を世に送り出したのはそれぞれ2007年のことだ。
それから2年、アップルからレパードの後継製品「スノーレパード」が8月28日に全世界で一斉発売された。MSの「ウィンドウズ7(セブン)」も10月22日に店頭に並ぶ予定だ。

はい、早速購入しました。大変使いやすい。早くなったと実感できます。良かったと思っています。
価格も納得。です。

セブンとスノーレパード、両方を使用してみて感じたのは、セブンのほうが前作からの進歩の度合いが大きいということだ。とはいえ、もちろん、これは前作ビスタが問題だらけだったという点によるところが大きい。

らしいですよね。

一方でアップルはスノーレパードをあまり重要視していないのか、大きな変化は見られない。
スノーレパードは最新型マックにプリインストールされた状態で出荷されるほか、29ドルでアップグレードが可能だ。しかしインテル製のチップを搭載したマック上でしか稼働しないため、注意が必要となる。06年以前のマックを使っているユーザーにとってはレパードが最新OSのままだ。
スノーレパードをデスクトップPC「iMac(アイマック)」やノートPC「MacBook Pro(マックブック・プロ)」にインストールしてみたところ、いずれも所要時間は40分ほどで難なく終わった。データファイルや設定などが損なわれることはなく、プリンターや外付けハードディスクドライブ(HDD)といった外部デバイスも即刻使用可能。主なソフトウエアはすべて問題なく実行できた。
しかし1点だけ困惑させられた点がある。スノーレパードは旧世代マック用のソフトウエアに互換性を持たせるためのプログラム「ロゼッタ」を自動でインストールしてはくれないのだ。
ロゼッタが必要となる場面の一つとして挙げられるのが、マックユーザーの多くが愛用するプログラム「MSオフィス」の自動更新だ。とはいえロゼッタを始めとするいくつかのプログラムを省き、残ったプログラムも軽くしたことで、スノーレパードはスリムなOSとなっている。インストール後は、HDDの空き容量が14ギガバイト増えていた。
また、64ビットOSであるスノーレパードに更新することで、マックに初期装備されていたカレンダーやウェブブラウザー「サファリ」といったアプリケーションがより機敏な動作を見せるようにもなった。

はい、その通り。

一方、MSから貸与されたデルのノートPCで1カ月ほど使用したウィンドウズセブンは、「速くて安定的、信頼できる」OSであると報告しておきたい。

とはいえ、私は今回一切のプログラムやユーザーデータなどを取り除いた理想的な状態のマシンでセブンを体験している。そのため、アップグレードを行うべきか否かという問題は実際にはもう少し複雑なものになる。
セブンへの移行を検討している層の大半は、ビスタに不満を抱えているユーザーだろう。アップグレードにかかるコストは、現在使用しているビスタのバージョンによって異なる。「ホーム」版が119.99ドル、「ビジネス」が199.99ドル、「アルティメット」が219.99ドルだ。
MSは、ビスタからセブンへの移行は比較的容易に行えるように設計しているようだ。プログラム、データ、設定などもそのまま残せるという。しかし、今でも数多く存在するXPのユーザーたちにとっては、そうはいかない。
XPのパソコンにセブンをインストールしたいならば、HDDの中身を一掃する必要がある。現存のプログラムやデータといったものは、外付けHDDなどに一度避難させインストール後に移し直すことになる。
そのため、もし使用中のXP搭載機がそれなりにうまく作動していて大きな不満もないのであれば、セブン搭載機に買い替える準備ができるまで待つことをお勧めする。そのほうが、悩みの種を増やさなくて済むことだろう。
(ブルームバーグ・コラムニスト Rich Jaroslovsky)
※このコラムの内容は執筆者自身の見解です。