の三山のお祭り、湯立て祭まであとわずか。5日の午前8時から町会の飾り付けの作業をしました。

私の町会は旧部落名というか地域の呼び名は、「神揃場」(かみそろいば)です。
この、下総三山の七年祭りは、現在の行政地域で言うと4市(船橋市、千葉市花見川区、八千代市、習志野市)9神社(二宮神社、子安神社、子守神社、三代王神社、菊田神社、大原大宮神社、時平神社、高津比咩神社、八王子神社)の御神輿が二宮神社へ来るのが「下総三山の七年祭り」です。その二宮神社へそれぞれの神社の御神輿が昇殿して儀式を行う前に揃うのが「神揃場」なのです。

「安産祈願」と「安産御礼」の両方を表現します。そして、産湯をたてる意味合いがあるかどうか微妙なところのようですが、「出産のための湯を立てる」意味もあるらしい「湯立て祭」が、三山の若い衆で行われるのです。この湯立ては、大祭の日取りを決める占いを行ったという説もあるようです。いずれにいたしましても、湯立て祭というのが、今年は9月の13日(日)に行われます。そのために、神輿の渡御コースに縄を張り、紙垂をつけ、紅白の提灯をさげることで、その舞台設定をするのです。

船橋市議会 勝手にe-報告 (長谷川大のe-通信簿)-002

商店街は事情があって、旧町会地域に縄を張り、紙垂をつけるだけ。



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私の町会の標準的な装飾。
ここに写っているところは御神輿の渡御ルートではありませんが、装飾をします。


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竹でアーチを作る。ここのアーチは2回目の設置で成功。
1回目は、電線などを避ける動きをしているうちに割れてしまいました。


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これはバス通りに竹のアーチを設置しました。ここは二宮神社へ行くメインの通り。
右側の駐車場が神揃場。



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これはちょっと笑える装飾。
左側に垂木に紅白のテープを巻いてあるのが見えると思います。紙垂が付いています。
もう一つのラインでちょうちんが飾ってあります。
「船頭多くして船山に登る」の典型。私の町会は特にかもしれませんが、祭りの準備は
何度やっても「船頭多くして船山に登る」状態。なので事前準備は絶対やりません。
無駄になるだけだから。

必要な道具を揃えてあとは数多くいる船頭さんに任せる。私が町会長なので強権発動も
可ですが、お任せしちゃった方がおりこう。この2つのラインがあるのは船頭の力関係が
拮抗している証拠。笑えます。まあ、そうは言っても、落ち着くところに落ち着くのがお祭り。


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新田のちょうちん。ヤバいぞと感じたのは、全部新田のは電気が入っていること。
うちの町会は今年は電気を使わず。
但し、紙垂が一つも付いていない。台風対策か? 
我々の町会も台風情報を気にして、横断幕を張るのはギリギリまで待とうとのこと。
なので、新田は紙垂をつけていないのか。


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村も電気のちょうちんのみ。
紙垂はなし。村、新田は秘策があるのか? 少々心配。
ということで、画像によるご紹介はここまで。


そして今時というか、まあ長い歴史の中で仕方が無いのか、「村の掟」というかですね、まあ現代社会ではおよそ想像もできない「格」なんかもあるんですね。簡単に申しますと、私は「よそ者」です。父が生まれた昭和4年から長谷川は、三山に住んでいますが、それくらいではよそ者なのです。士農工商とは言わないまでも、どうも上下関係に近いものがあるんですね。

さらに部落の格もあるようです。二宮神社を取り囲む「むら」が第一町会、そこから京成大久保に向かう商店がわりと多かった地域が「かみそろいば」で第三町会、二宮神社から実籾方向に向かう畑作地帯だったところが「しんでん」で第二町会です。

で、今日の飾り付けも、なぜか、「むら」の人や、「しんでん」の人が用事があるような感じで自転車なんかで通り過ぎるんです。飾り付けの偵察です。

前回、「神揃場は提灯が少くねえかあ~」とイヤミを言われた。悔しい。と言う声が聞こえてきていたので、今回は300個追加しましたから充分です。と思うのですが、イヤミのぶつけ合いと見栄の張り合いみたいなものです。