宮仕えというか、普通のビジネスマンというか、給料をもらって働くということをしたことのない政治家って多いんですよね。あるいは、勤めたことがあっても、その悲哀というか、人事の厳しさ、つらさなどを経験していない年数でいわゆる「勤め人」を辞めちゃったような人がこういうことを平気で言う。平気でルールを作る。

そういう意味では今の船橋市長もそう。「人の痛みがわからない」「商売をやっている人の厳しさがわからない」のでしょうね。こんなことを書きたくはありませんが、12年の仕事を終えた昨今でも、「こういうことを言われた」という職員の話を聞きます。悪気がないから困ったものなのです。本人は、ひどいことを言っているとも思わない。温かく接してやっているじゃねえか。という感じ。確かに、人柄はものすごく良く、温かい。近くにいればその良さはわかるんだけど、ちょっと離れているとダメ。

「気遣いができる」ことは上に立つ者の最低条件のような気がします。そういう意味では私は恵まれていました。株式会社ららぽーとに入社して、恐い役員がたくさんいましたが、必ずフォローがあったし、すべての役員が温かかったのです。細かい気配り、目配りがありました。

衆議院の選挙に出る準備の時もそう。何度も書かせていただきましたが、森総理、町村先生、中川先生すべての先生がそうでした。
O先生や、A先生はダメ。鈴木宗男先生も最高でした。

YOMIURIONLINEより

船橋市議会 勝手にe-報告 (長谷川大のe-通信簿)-yomiuri

民主が官僚人事見直しへ…成果と評価を直結
民主党は7日、衆院選で政権を獲得した場合、政治主導の政策決定を進め、官僚の責任を明確化するため、国家公務員の人事評価制度を大幅に見直す方針を固めた。
個々の政策を立案・遂行した官僚を記録する「政策背番号制」を導入し、政策の成否を昇進や降格に結びつける案を軸に検討する。
「政策背番号制」は、各省が実施する政策に、どの担当者が関与したかを記録する制度だ。

だったら政治家も厳格にやった方がいいですね。政治家は二言目には「選挙でみそぎが済んだ」なんて平気で言う。ふざけんな!ですよね。ここのところの民主党は公務員を敵にすればいいという感じ。気持ちはわかるし、有権者受けもいいかもしれないけど、それってあり~?って感じですね。

当面、課長以上を対象とする方向で、予算編成時に、政策ごとに関与した幹部に署名させるなどの方法で、個別の責任を明確にする。その後、政策が成果を上げたり、予算の節約につながったりすれば昇進させ、逆に失敗すれば降格させる考えだ。

バカじゃね~のって思います。優秀な職員を採用できなくなりますよね。薄給にも関わらず頑張ってきて、国家国民のために寝食を忘れ、頑張って課長になった。たまたま部下に恵まれなく失敗した。もちろん課長の最終判断だから責任を負え。わかるけど、それで、ひどけりゃ降格?だとしたら、リスキーな部分はあるけど、民間企業の方がずっといいでしょう。

中央省庁ではこれまで、省内の不祥事の責任をとって次官が辞任するようなケースはあったが、政策の成否の責任を個々の官僚が負う仕組みにはなっていない。組織全体で仕事をすることを前提に、幹部は2年程度でポストを移動するため、政策の成否が明確になるころには、関連部署にいないことも多い。
また、降格は現在の国家公務員法でも可能だが、評価基準が不明確なこともあり、実際の適用は少ない。
民主党は、年金の記録漏れ問題などでも、担当者の記録を残さなかったことが「無責任体質」を生んだと見ている。政策評価と人事評価を直結させることで、信賞必罰の適切な人事が可能になるとしており、新たな財源の捻出(ねんしゅつ)にもつなげたい考えだ。
同時に、国家公務員の弁償責任を定めた予算執行職員責任法の改正も視野に入れている。「故意または重大な過失によって国に損害を与えたとき」とする規定を「故意または過失」とし、弁償の範囲を広げることを検討する方針だ。
(2009年8月8日03時10分 読売新聞)

まあ、お手並み拝見ですね。