MSN産経ニュースより

船橋市議会 勝手にe-報告 (長谷川大のe-通信簿)-sankei

【政治部デスクの斜め書き】呆れた鳩山氏のブレブレ発言
2009.8.2 18:00
前々から「舌先三寸の男」だとは思っていたが、さすがにあきれた。いよいよ首相の座が見えてきた民主党の鳩山由紀夫代表のことである。その発言のブレ方は、発言の「ブレ」を批判され続けてきた麻生太郎首相の比ではないではないか。

まったくその通りだと思います。衆議院議員選挙のことはもう書きようがないので、もういいやと思っていましたが、これはすべてに賛同できる記事でしたので、ちょっと使わせていただきます。

僕は、民主党では、小沢一郎先生、我が先輩野田佳彦先生、前原誠司先生、長島昭久先生とかね、旧自由党系、旧日本新党系とかはいいんですけど、なんといってもさきがけ系はダメなんですよ。ちょっと違うって感じ。まさにここに書いてある通りですよ。あと、菅直人もダメですね。僕としては。

まあ、そういうことで、この際、民主党に政権を取っていただいて、変な人たちが淘汰されて、ちゃんとした人たちで動いて行くなら、それはそれでいいんじゃないかって思うのです。だって、あんな輿石東なんて輩と一緒にいること自体、野田先生や前原先生なんて堪え難いんじゃないですかね~。あとは横路とか、なんだかホントに寄せ集めですからねえ~。そういう意味では、やっぱり無理が生じてくるんでしょうねえ~。

まず、インド洋での海上自衛隊の給油活動を継続するための新テロ対策特措法。来年1月に期限切れとなるが、鳩山氏は7月29日、熊本県菊陽町で「基本的に延長しないというのがわれわれの立場だ」と述べ、海上自衛隊を撤収させる考えを明言した。

この発言は二重の意味でブレている。そもそも民主党は新テロ対策特措法を「憲法違反だ」と言ってきたのではないか。それならば、社民党の主張通り、即時撤退させなければ筋が通らない。

ところが、自民、公明両党が民主党の外交・安保路線の「不安」を訴え始めると、鳩山氏は17日に「外交は継続性が必要。一気にやめるのは無謀な議論だ」と新テロ特措法の継続を示唆、現実路線への転換をアピールした。これを受けて、岡田克也幹事長も24日に「必要な修正を加えて認めることもないとはいえない」と踏み込み、党幹部も相次いで新テロ特別措置法の延長方針をほのめかした。
これに連立政権入りが内定している社民党の福島瑞穂党首が「民主党のブレは看過できない」と猛反発。すると鳩山氏は態度を豹変(ひょうへん)させ、「延長しない」と明言したのだ。

鳩山氏は「基本的に私たちが立場を変えたというつもりはありません。外交というものの継続性も必要です。いま海上自衛隊の船が出ており、それなりの仕事をしている。それを突然政権取ったら『明日は戻ってこい』というのは無理な話だ」と長々と釈明した。米国のオバマ大統領と信頼関係を築いていく中で「しっかりとした結論を見いだしていく」そうだが、しっかりとした結論とは何なのか、まったく意味不明だ。もしかしたら「テロとの戦い」に積極姿勢を示すオバマ氏も思わずうなってしまうような、撤退の「見返り」をすでに用意しているのかもしれない。


もっとひどいのは、27日に発表した民主党のマニフェストを「実はこの間出したのは政権政策集で、正式なマニフェストではありません」と言い放ったことだろう。大阪府の橋下徹知事らが「国と地方の協議の場の法制化」がマニフェストに盛り込まれなかったことに猛反発をしたため、これを追加せざるを得なくなったようだが、自らの顔を表紙にあしらったカラー刷りの冊子が「正式なマニフェスト」でなくて一体何なのか。そもそも27日に都内のホテルで行われた記者会見では演壇の背景に「2009 民主党マニフェスト発表会」と記した巨大な看板を掲げていたではないか。「看板に『案』を付け忘れていただけだ」と言い訳するつもりなのか。


消費税率引き上げについても、鳩山氏は「いま議論する必要はない」と繰り返してきたが、27日の記者会見で「将来に関する消費税の議論を一切行うべきではないと曲解されたのであれば訂正したい」と修正した。発言を曲解しているのは鳩山氏自身ではないのか。

まあ、鳩山氏の「ブレ」は今に始まったことではない。

平成11年に西村真悟防衛政務次官(当時)が核武装をめぐる発言をした際、鳩山氏は「核武装してもよいかどうかを国会で検討したらどうかと言った瞬間にクビを切られるとなると、国会で核をもつべきかどうかなんて議論がなされなくなる。議題に乗せることすらしてはいけないという発想もいかがなものか」と擁護した。至極まっとうな意見である。


ところが、18年10月に自民党の中川昭一政調会長(当時)がテレビ番組で「非核三原則は国民との重い約束だが、北朝鮮の核実験の動向を受けて、この約束を見直すべきかどうか議論を尽くすべきだ」と発言した際は「看過できない。議論も封印しなければならない」と批判している。なにをか言わんや。

このように鳩山氏のブレブレ発言は枚挙にいとまがないが、この辺でとどめよう。なんと言っても「総理にもっとも近い男」なのだから…。(石橋文登)

まあ、頑張って下さい!!鳩山代表!!