医療センターの関係者の皆さんと勉強会をしました。我々市政会政策PTと医療センター新体制の皆さんとの雑談形式の勉強会でしたが、地方公営企業法全部適用は順調な滑り出しというふうに感じました。

同時に、いろいろお話を伺うと、必殺仕事人集団(言葉狩りをする人には適切ではないと言われそうな文字使いですが)だなと感じました。さらには最近の私の医師不信は、明確に色分けできてきました。

医療センターの勤務医の先生方は、昔ながらの医師というか、「人のためを考える」、表現をどうしたら良いかわかりませんが、簡単に言うと、「病気やけがの苦しみから救ってくださることを第一に考える」ということです。

話題になったのは、「店子診療所」「店子医院」です。テナントとしてビルの一室や賃貸物件にて開業し、自宅はあくまでも自宅。診療時間外は、電話もでない。(誰もいなくなりますから当然)というお医者様が大変増えている。失礼ながら、「自分第一」で、経営優先の先生。患者優先か自分優先か。という部分で、勤務医の先生と開業医の先生という色分けができるな、と。

そして、話をすればするほど、医療センターの先生方のがんばりが評価されない。評価されることが重要ではありませんが、市民のみなさんの間違った認識で、筋違いなクレームを受けることが、現場の医師のモチベーションやさまざまなところに影響を及ぼすな、と感じました。

そういう意味では、我々議員の使命は、というと大げさですが、その立場で、きちんと市民に医療センターの役割を理解してもらうこと。

「市民病院」という議員さんがいます。もちろん市民病院なのですが、その意味合いは市民が誰でもいつでも気軽に行っても心地よい待遇を受けられるということではありませんね。市民の皆さんが重篤でかなりシリアスな状態の時の最後の砦みたいな意味合いですかね。軽い風邪でも「俺はかなり重篤で死にそうだよ」って言う方も昨今の社会の風潮からはいるのではと思いますが、まあ、そういう人は最初からお引き取り願うとして、その意味合いを理解していただいて利用いただく。

一方で今回の地方公営企業法全部適用でもわかるように、より経営責任を明確にして、意思決定をより迅速にして、スピード感を持って病院経営をしていく。医療センターを一度も利用したことのない市民の皆さんの税金も使っているが、その使い方はより公平であることを求められるのです。まどろっこしい書き方で、文章のまとまりがないのですが、税金を払っている皆さん、その家族が、できるだけ、「危ない時には医療センター」ということで、誰もが利用できることが大事なのだと思いました。

それから、最も印象的だった先生の発言ですが、ものすごく良い医療をやっているし、良い医師がいっぱいいるし、すごく良い病院だっておっしゃるんです。その良い病院を、認知していただく努力を怠ってきたことは否めないと思うのです。だから「市民病院」になっちゃうのです。

市の広報だけが広報ではありませんから、今後は、事務方がしっかりと、あちこちで広報活動をすることです。システムの説明と同時に、医師の質の高さもです。本来の事務方のすべき広報部分が非常に弱いと思うのです。というより、船橋市役所全体の広報の弱さというのがあるとは思いますがね。広報が悪いと言っているのではなく、弱い。体制が非常にきついとも言い換えられますが。

とにもかくにも、宝の持ち腐れにならないように「一市民」として願うものです。