※以下は、平成13年4月発行の私の文章としてお読みいただければ幸いです。

さて、船橋を元気にしたいとの気持ちから、私の考える将来の船橋市について述べさせていただきます。


まず、街を創ること。これは、本当に大切なことです。

日本人の得意な物まね的発想から。次のような考え方はどうでしょうか?

 

◆ 船橋マンハッタン計画

 

なぜ船橋市には超高層ビルがないのでしょうか?

あってもいいのでは? 需要がない? 場所がない?

場所がないのかな~。ありますよ。船橋市浜町から若松にかけて。空き地はありま

せんが、可能性のある土地はいっぱいありますよ。

 

何がネックだろうか?

若松団地、オートレース、船橋競馬場、ららぽーと?

ネックだろうか?

全部あわせての敷地面積は?

 

オートレースは、その役割を終えています。公営ギャンブルが地方自治体の財政に寄与し有効だったのは昔の話です。今はさまざまな手法で財政運営を行えるようになり、公営ギャンブルによる収入は、数多くある手段の中の一つにすぎません。しかも、人気は下降線をたどり、もはや風前の灯火。船橋オートに限って言えば、ここ数年で、市の一般会計予算から赤字補填をしなければならない状況になりました。それでも、市は、再建に向けてがんばるようです。私は無理だと思っていますし、市議時代そのつとめとして廃止を関係者に言っておりましたが、なかなか....なかなか....

 

オートレースを廃止すれば、まず土地が空きます。もともと、土地は三井不動産のものですが、ネックだったのはオートレースだったわけで、一気に動ける可能性が大きいわけです。オートレースの部分が空いたらすごい土地が出現するわけです。その隣は、そうです。ららぽーとの駐車場です。反対の隣は、若松団地。建設から何年経過したのでしょうか? そろそろ建て替えの時期では? 前原の公団住宅が建て替えになりました。次々に予定が言われています。そして、南船橋駅前に県企業庁の土地が何もされずに残っています。ここまで書いてきた場所は、JR南船橋駅から徒歩圏内です。東京駅から30分。こんなすばらしい立地条件の広大な土地を眠らせていてよろしいのですか?

 

競馬場も最近はどうでしょう? 中央競馬は良いのですが、地方競馬はいま一つの人気です。オートのようにここ数年で赤字補填はないようですが、決して安心していられません。そして、オートも競馬も船橋市民の何パーセントが利用しているのでしょうか? 船橋競馬場も広い敷地面積ですね...


そしてららぽーと。これらすべてを一体的に考えての街づくり。これからの船橋市にとって最初で最後のすばらしいポテンシャルをもった有望な地域です。

 

マンハッタンとはかっこつけすぎで大げさですが、近場で言えば香港をイメージしていただけば良いのかなって思います。

香港は香港島と九龍半島との間が海。

船橋はららぽーと側、浜町と湊町との間が海。


湊町、栄町の方は工業地帯。時代は変化しました。工場の撤退もあります。撤退したい会社もあります。残念ながら工場地帯だったため公共交通機関が手薄です。

南船橋駅を中心に、新しい街づくりを考えたとき、すべて、超高層で土地の有効利用を考えて行くべきであると考えます。もちろん住居とオフィスビルは別に考えなければならないかもしれません。しかし、あえて私は超高層ビルの中に、住居部分、オフィス部分、商業部分などあっても良いのではと思います。香港にはこの形態が多いようです。


                                                           続く・・・