だらだらとタイトルと違った方向へ行ってしまった前回のブログですが、再度、戻りまして、船橋市役所の人件費のことについて、述べさせていただきます。

 

表の中盤に、現業職員の民間給与との比較が参考資料として掲載があります。以前から公表していたかな?と思いますが、私はこれを大変評価いたします。私が議員になって1期目のときから取り上げてきた問題です。

 

船橋市の公務員として仕事をしていただいている仕事の中で、現在の社会環境、状況の中で、民間の事業者の方々にお任せした方が効率的だろうということが、明確に示されているからです。

 

私が、議員1期目の後半に取り組ませていただき、市長のご理解により実施いただいたのが、学校給食調理業務民間企業への委託です。まだその委託化の途中ですが、もうかなりの数の学校給食の調理業務が民間企業に委託されております。

 

当時、いわゆる給食のおばさんの年間給与等が平均800万円超。退職金が約2,800万円でした。さらには、その雇用目的である給食の調理業務は、夏休み、冬休み、春休み、日曜祭日等で、その業務日数は少なかったのです。どう考えても、間尺にあわないとはこのことで、同様なことが言えるのが、この今回の給与等の公開をしている中で、参考として公開されているゴミの収集、用務員、運転手です。しかし、これ以外でも、技能労務職員とは言いませんが、保育園保育士があります。

 

用務員、運転手は、既にできる範囲での民間委託も進んでおり、これ以上、どうすることもできません。そのおかげで、副市長なども車がつかないのですから、何となくかわいそう。って言い方もおかしいのですが、正副市長は、車や官舎の面でもう少し待遇面でのインセンティブがあってもよいのではと思うのです。どう考えたって、今の正副市長が、大震災があって、あちこちの道路が寸断されたら、対策本部のある市役所に到着するのは、災害発生後何時間後?って感じです。

 

まあ、それはさておき、民間事業者の皆さんに頑張っていただけるものとしては、ゴミの収集と保育園です。この表にゴミの収集が出ています。今、ゴミはその処理費用が、市民一人当たり、大体13,000円かかっているそうです。これは、収集から始まって最終処理までです。莫大な費用がかかっているわけです。将来的には、有料化も考えざるを得ないかもしれません。そうなって大騒ぎをする前に、できるだけ費用の削減ができることをやって、どうにもならなくなったらゴミの有料化を考える、ということになると思います。

 

さて、表中に、民間事業者との比較で1.78という数値になっています。従って、できるだけ早く、ゴミの収集の民間事業者への委託は進めなければならないのです。市役所の職員としてゴミの収集にあたっている者の人件費は、民間事業者に委託するのと比較して、その1.78倍もの費用がかかるということですから、放っておくわけにはいきません。

 

学校給食調理員は、前述したように、既に退職不補充という形で、退職者が出ても補充をしないで、順次、民間事業者に委託をしていくという形式をとっています。ゴミの収集も、保育園も全く同じように、退職者を補充しないで、一園ずつでもいいですから、民間の事業者にその運営をお願いしていくべきです。まずは、社会福祉法人で既に市内で保育園を経営している法人、同様に、学校法人として幼稚園を経営している法人などに委託していくのが良いでしょう。

 

そのような形で行政運営の効率化を図り、その経緯や結果をどんどん公開しながら、市民の皆さんの理解を得ていくことが肝要かと思います。