お盆休みのときに、会派の数人で集まってこれからの船橋市のことについて意見交換をしました。結論は、これからどうなっちゃうのか? ということ。

 

そもそも、建築物の絶対高さの問題が主要テーマでしたが、これはやはりもうお話にならないということで、我が会派は市長行政サイドがすすめる施策に対して、「現段階では拙速すぎ、その時宜とはいえない。それ以前に行うべき都市計画の根幹の部分が抜けており、船橋市の将来に禍根を残すことは明白である。」等々の理由から、市長の現段階での考え方と対立関係にあることを明確にしていくべきだという意見が大勢を占め、会派の会議に諮っていくことになりました。

 

すでに会派としては1年以上かけてこの問題に取り組み、議論をしてまいりました。市長側が主張しているというか、この目的・理由としていることの疑問点はまだクリアになっていないのです。にもかかわらず手続きを進めることに市長がゴーサインを出したようですから、到底容認できるものではないのです。

 

「ここ数年のマンション建築紛争を少しでも減らすため」だけでこの問題が出てきたようですが、まずは市況が冷え込んできて、今後ごく近い将来は、そもそも、よっぽどの適地でない限りマンション開発事業者は慎重になってくることが想定できます。高度の制限を加えなくても、マンション着工件数はたぶん船橋市内においては頭打ちになるはずです。

 

すでにここ1、2ヶ月で新興マンション開発業者の経営悪化の新聞記事が随分と多くなり、市況の変化は明白です。今、そういう意味でもこの高度の問題は、少し舵を切りなおす、あるいはブレーキを緩やかに踏み、速度を落とす絶好の機会でもあるのです。それにもかかわらず、お尻の日程をほぼ決めて進み始めてしまう、首長としての政治センス、担当行政部局の行政運営センスの問題として議論がなされました。

まあ、その結果としての我が会派におけるこの問題の結論が生まれつつあるということです。

 

次に、北部清掃工場の建替え問題が議論されました。これも、議会としての対応が今のままでのやり方でよいのかということになり、「否」の結論になりました。私がこのブログでも書かせていただきましたが(8月10日)、大阪市などは、きちんと首長判断がありました。

 

先般も、担当常任委員会の環境経済委員会の委員さんが他市先進事例の視察に行ってきたようです。その視察に行ったメンバー二人が今回のお盆休みの意見交換にいらっしゃったのですが、なんと、船橋市が導入しようとしている燃焼方式を採用しているゴミ焼却工場の場長さんは、「問題あり」を明言したようです。

だとしたら…「やっぱりな~」というのが私たちの会派の幹部のご意見でもあります。

 

この問題も、高度とまったく同じ結論でして、「現段階では拙速すぎ、その時宜とはいえない。それ以前に行うべきゴミ処理施策の根幹の部分が抜けており、船橋市の将来に禍根を残すことは明白である。」ということです。

 

おわかりのように、我々の考え方の根底は、最近の行政の行う施策はすべて共通していることがあり、単語を一部入れ替えるだけで、すべて同じ理由で取り扱うことになるのです。

 

お酒を飲まない私を除いて、他の仲間たちはべろんべろんになるまで、けんけんがくがく議論を続けましたが、最後は、「議会をなめきっている行政は許すべきではない。」との結論に至ったのです。

 

確かに議会の権能を軽んじていることは明白でして、口ではいいことを言いますが、行っていることはまったくもって軽視しているとしかいいようのない船橋市であるのです。