<MSN産経ニュースより>


sankei

G8議長サミットで政府専用機使用 議長の国内移動では初 政府内に疑問の声も

2008.8.1501:38

9月1、2の両日、広島市で開かれるG8(主要8カ国)下院議長会議の際、河野洋平衆院議長ら各国議長の国内輸送の手段として政府専用機を使用することが14日、分かった。天皇、皇后両陛下や首相の海外訪問で主として利用される政府専用機を議長が国内移動で使用するのは初めて。原油高による燃費高騰のあおりで、政府専用機を運用する航空自衛隊が燃料節減を進める中、行政経費のかさむ今回の使用には疑問の声も上がっている。

 

どうして新幹線ではないのかなあ~。どこで会議が行われるかにもよるけど、市内中心部であれば絶対新幹線の方が便利なはず。もちろん、パトカー先導で、信号青で全部通過すれば早いかもしれないけど、日本が誇る鉄道をあえて使用しない理由ってなんだろう。

 

G8下院議長会議は、毎年行われるサミット(主要国首脳会議)関連行事の一つ。9月1日に東京で河野議長主催昼食会、天皇陛下拝謁を行った後、河野氏ら各国議長を乗せて政府専用機で広島へ移動し、会議終了後の3日に再び議長らを乗せて帰京する。

 

時間の問題としても大きな時間差があるんだろうか?

むしろ臨時で新幹線を走らせて時間を更に短縮ってできないのかなあ~。

 

政府専用機は、空自が運航する客席約150席のボーイング社製ジャンボ(747)機で計2機。利用の際には通常、危機管理上の理由で乗務員だけを乗せたもう一機を同時運航する。また、同一経路を飛行する事前確認訓練を一機が実施する。

空自によると、東京-広島間の往復の燃費は約465万円かかるため、事前確認の465万円に、会議当日に2機がそれぞれ1往復した場合の経費を単純に合計すれば、計1395万円かかる計算だ。

一方、民間航空会社によると、110人が搭乗できる民間機を3日間チャーターした場合の費用は最大でも約1000万円。隊員の人件費や空港使用経費などを含めると民間機に比べかなり割高になる。

衆院事務局は民間チャーター機や定期便の使用も検討したが、あえて政府専用機を使用する理由について「河野議長の決定による」(国際会議課)としか説明していない。

 

自分には決定権があるんだ。自分には使用権があるんだ。とでもおっしゃりたいんでしょうか。残念ながら様々なシーンでの河野先生の言動というのは、私の考え方と著しく違うことが多いんですよね~。

 

議長による政府専用機の使用は、国賓などの輸送を定めた自衛隊法上問題はなく、防衛相の許可があれば使用できる。ただ、国内輸送に政府専用機が使われたのは過去9回だけで、両陛下、首相の利用に限られてきた。

 

まさか、首相と議長は同等だなんて偉そうに言わないだろうけどなあ~。

 

今回、政府専用機の運航費用はすべて空自予算で賄われるため、各国議長の搭乗代も空自持ちだ。空自は平成20年度予算に438億円の燃料費を計上しているが、燃費高騰の影響で、基地と訓練空域間の飛行速度を抑えるなどの節約に取り組んでいる。政府関係者の一人は「空自が訓練時間の短縮に悩まされている実態を河野議長は知らないようだ」と語っている。

 

知りませんでした。まあ冷静に考えれば空自予算だということがわかりますが、冗談じゃないですよね。空自としては。予算編成時に想定外のことじゃ…。衆議院予算から回すとか、補正する額かどうか知りませんけど、空自にとってはたまったものではありませんね。もっとも、この議長さんの考え方の根底からは、少しでも余計に空自予算を使ってやれ~って気持ちがあったりして。