早いものでもう来年度予算を考える時期になりました。

ま~だ、お金がないという感覚の職員の方が多いようです。

 

1)最初からあきらめている

2)「市長がやれって言っている」と人のせいにして突破しようとする

3)ただひたすら懇願する

4)1円でも多く付けばいいやと思っている

5)やぶれかぶれ

 

等々、予算に対する動きはまちまちでしょう。公務員は全体の奉仕者ですから、基本に立ち返っていただきたいですね。市民ニーズがなにか。優先順位がどうか。独りよがりになっていないか。一部住民のみの少数意見ではないか。少数意見でも結果、全体の福祉向上、住民サービス向上につながるか。等々。

 

さて、我々の会派の政策PTでは、補助金や新規事業費、既存事業でも陳腐化しているものなどを、今から、精査、検証作業を行い、メリハリのある予算編成を促す行動をしていくことになりました。

 

私自身は、補助金はやはりゼロベースで考えていき、団体運営費補助はなくすべきで、団体運営費補助がなければ運営できない団体は、存在しなくてよいのではと考えております。団体が行う事業が、公益性があったり、地方自治体の行う地域関連事業として合理性があれば、その事業を積極的にサポートするべきだと思うのです。「補助金をもらえて当たり前」だと思っている団体こそ、カットすべきですね。

 

それから、これだけ、NPOなどの「団体」の性格をきちんとし、法人格をもつことができるように制度が整ってきた現在、町会、自治会など法人化の制度があっても、なかなか実現性に乏しいものは別として、怪しい団体は、その資金の流れを止めるべきですね。

 

たとえば、小教協、中教協などをやっている団体。任意の団体。一見、きちんとした学校の先生方の団体のように見えますが、そうでしょうか?もう、話せば話すほどいいかげんです。市の財務規則から考えても、かなりグレーというか、運用で無理があるのではと思います。代々続いているから、それが当たり前で、それで良いんだと思っている可能性の方が高いと思います。きちんと説明できる人いないですもの。

 

これらに関しては、教育委員会の財務課がまずきちんと対応し、市の財政部も対応を考えなければいけません。任せっきりはダメなんです。教育者とは教育に関しては任せて大丈夫だけど、「法律、条例」や「お金の動き」はぜんぜんダメですから。特にダメなのは、上から目線を大学や短大を卒業した瞬間からしていますから、人の言うこと聞けないんですよね。人に言うことはあっても。

 

しかし、そんな人種が多い中で、人の言うことを聞けるバランスの取れた人材が教育委員会で行政事務を司っているのだと思いますがね~。

たとえばですが、校長会の会議と校長会議って違う。「?」「?」です。校長会は任意の団体。校長会議は教育委員会が招集する会議。校長先生への伝達に校長会を利用する。だから予算が必要。「?」「?」

 

責めているのではありません。整理しなさいということです。

公立学校教員という極めて特殊な職場環境は理解します。しかし、悪しき労使慣行から生まれたさまざまなことを少し整理する時期に来たでしょ。

 

話は脱線しました。というように、過去の悪しき労使慣行に起因している事柄や、過去の市の財政事情がよかった頃の事務事業のあり方や、早いもん勝ち的団体への補助金や、高度経済成長期だからこそって時代に始まった事業、生活様式が大きく変化して、もう過去の遺物のような事業、福祉サービスで、その対極にあるサービスの受給をしていない人とのバランス等々、予算配分(税の公平な再配分)のゆがみを是正していく作業を会派のPTでやっていこうと思います。予算案提出時に付焼刃で手品のような説明を受けるだけで、予算案を通すことがないようにします。

 

そういう意味では、財政部と一緒になって、検証作業しないといけません。逆に、担当課や担当部から納得行く説明があれば、どんどんプッシュしていこうと思います。

 

まあ、そんな中、私の心の中で決めているのが、「英語特区」予算です。これはもう大幅増額しなければいけません。なぜならば、現予算では、「英語特区」であることを公言するのも恥ずかしい。まあ、よくこれで胸張って英語特区でございって言えたもんです。

ってことがたくさんあると思うのです。ですから、そういう事柄をたくさん検証して、良い予算編成の実現をめざしたいと思います。

 

もう、既にある団体からも、勉強会の申し入れがあるようですし、いろいろと楽しみです。