以前にも書きました通り船橋市は英語教育特区。

でも、ホント~って感じです。

市内全小中学校に、外人(日本人も少々)を配置する。だけ??

それで特区??

 

いろいろ事情を伺ってみると、どうもそもそも通常の業務で指導的立場の英語科の先生が、特区の有無にかかわらず教育委員会にはいらっしゃいます。その先生が、通常の日本人教員の英語科の授業のために様々な仕事をしていらっしゃる。それプラス、外国語指導助手のケア?も。

 

なんじゃそりゃってなもんです。70名近い外国人を日常業務の片手間でケアする。

「?」「??」「???」バカにしてんのか船橋市民の子弟を。

 

英語教育特区というのであれば、それに相応しい体制を整える。俄仕立ての教育なんて教育ではありません。「特区」と言いながら予算をケチる。財政状況が厳しいのはわかる。しかし、国に申請をして認めてもらった特区だったら、予算は使い放題とは言わないけれど、他の予算とは一線を引き、国に報告できるような事業にしなければいけません。

それがどうでしょう? 片手間特区。ですね。

 

「派遣会社からの派遣ですから費用も安くて、労務管理も先方の会社ですから。」

はあ?? それで特区??

単なる「外国人労働者」にすぎませんね。

 

船橋市の子どもたちに熱意を持って、教育の一環で英語を共通語にして、国際理解をしてもらうための仕事。をすることなんてほど遠い。所詮は派遣会社からの派遣。「船橋市の英語教育の一端を担う」キャリアとして残らない。

 

学校単位の気質・校風にあわせた工夫や独自のプログラムを行っても、運動会に参加しても、社会見学に一緒に行っても、部活動を一緒にやっても、所詮は派遣会社の社員。船橋市の英語教育に貢献したキャリアにはならない。モチベーションが上がるわけがない。給料も、派遣会社がピンハネ。「ピンハネ」なんて日本語を逆に覚えてしまったりして。

 

より良い人材を船橋市の小中学生の教育に。そう考えたら、少しでも多くの外国人を法や条例の許す範囲で直接雇用をすべきでしょう。そしてその直接雇用の外国人に責任を持って、船橋市の外国語指導助手のスキルアップを図るようにさせる。船橋の街を好きにさせる。船橋の街を自国に戻ったときに宣伝できる人材を育てることも必要。

 

「英語教育特区だから、英語だけを小中学生に教えれば良い」というのであれば、今の日本人の英語教諭の免許を持った先生の授業で十分ジャン。もう既に、この事業を行う段階で、船橋市の英語教諭はその仕事内容を否定されているんですよ。今の事業形態だと。本筋の事業の目的はもっともっとたくさんあるのです。前述したように。

 

私は議員になりたての頃、ALTを「三山の七年祭り」に来ていただくようお願いし、楽しんでいただきました。

そういうことはやっているのでしょうか? それは派遣会社の仕事?

 

違うでしょう。夏休み。何をさせてあげるのでしょう? 仕事をしていませんから、給料は払いません。いいでしょういいでしょう。財政状況が厳しいんですから。

そんなことやっていたら、これから文部科学省が本格的に外国語指導助手による英語の授業の導入を推進していくにあたって、「No Funabashi!!」「It’s a bad city」になっちゃうでしょうね。「行きたくねえよあんな街」ってね。売り手市場になる外国語指導助手の世界。今、他市に先駆けて事業を行うことができている優位性を十分に生かさないと。

 

困ったものですね。夏休みくらい、国際交流協会で面倒をみるとか、各校の校長や教頭の家にホームステイというか、迎えてあげるとかね。それくらいの費用を教育委員会で用意するとかね。

な・ん・の・た・め・の英語特区??

運営方法を再考いただきたい!!