行け~、行け~、どんどん行け~。入札制度改革。

 

<MSN産経ニュースより>


sankei


和歌山県、指名競争入札を全廃 工事以外の業務も

2008.7.120:53

和歌山県は1日、庁舎の保守管理や警備、イベントなど93種類の発注業務について、平成21年1月から指名競争入札を全廃すると発表した。県発注工事をめぐる官製談合・汚職事件を受けた制度改革により、すでに公共工事と物品調達は条件付き一般競争入札を全面導入しており、仁坂吉伸知事は「すべての契約で指名競争入札をなくすのは和歌山県が初めてだと思う。全国のモデルケースになるのでは」と話した。

談合の温床となっていた公共工事の指名競争入札を廃止・縮小する動きは全国の自治体で進んでいるが、談合が表面化することの少ない雑多な発注業務にも競争性と透明性を高める動きが波及した格好だ。

新制度では、受注を希望する全業者を対象に入札参加資格審査を行い、暴力団との関係や過去の不正行為などをチェックして不良業者を排除。さらに業種ごとに、実績や技術者数などの参加要件を定める。

予定価格100万円以下の業務についてはこれまでと同様、入札を行わない随意契約とするが、すべての発注案件を公開した上で参加資格を持つ業者が見積書を提出して競う形式とし、一般競争入札に近づける。

ただ透明性を高める一方で、入札参加条件に原則として県内に本店や支店を置いていることを盛り込むなど、実質的に県外業者の排除を進める内容となっている。この点について、県総務事務集中課は「県内業者の育成をはかるため」と説明している。

 

ここが重要。船橋市の入札制度は談合排除ありきで制度改革を行った経緯があり、あまりにも短絡的な制度改革でした。言い換えれば建設業者イコール悪。地元業者イコールダメ。船橋市では、事務機器の調達などは、以前も書きましたがおかしいし、工事入札でも最近はいくつかの配慮が見られ始めましたが、最初が大きく極端なものだっただけに、後戻りができず、地元の業界を苦しめる話になっています。

 

同課によると、工事や物品調達を除く県発注業務は19年度に1307件あり、契約総額は44億5100万円だった。

県は19月4月に物品調達、先月1日からは公共工事と工事関連業務について条件付き一般競争入札を全面導入し、指名競争入札を廃止している。

 

これがいいかもって思います。まあとにかく、制度改正は必要ですね。