朝の市役所へ行く車のラジオで聞こえてきたのが、「小泉政権は花火大会だった」という内容の話です。花火を打ち上げている間は、派手で、きれいで拍手喝采。終わった今は、暗黒の世界とゴミの山。言いえて妙とはこのことかと思いましたね。

 

道路特定財源の一般財源化。後期高齢者医療制度。これらのみならず、小泉総理が種をまいたものの後始末というか、現実となってきたのがこれらですね。

 

道路特定財源の一般財源化は、きちんとしたスキームで税制をいじっていくという意味では素晴らしい話です。以前にも書きましたが、旧田中角栄派が作り上げた土木建設業界との一体の仕組み。これを、旧福田赳夫派が壊していくことだったのですからね。道路公団、道路特定財源このセットを壊せば、最強の政治集団も厳しい状況になる。さらに郵政民営化。そして医療制度改革によって、自由民主党の旧来型の選挙戦術の一端が破壊されたのです。

 

これで2大政党化が進めばまた違う展開があるのではとも思いますが、民主党がそのカウンターパートかというと、そうじゃないと思います。まだ、青いことを言っている。書生談義をしている感じです。

 

私は個人的には、アメリカ型2大政党制になり、小さな政府を実現し、政治家が政治をしやすい環境が生まれることを望みますね。どちらの党も、業界団体を抱え、それぞれの利益のためにガンガンやる。経済が強くなることを第一義とし、それに福祉などの社会保障がついてくる。

 

今の日本は異常です。社会保障の充実だけを求め、その財源の話になると頬かむり。バカ言ってんじゃないよ!!という感じです。今回のガソリンの問題も然りです。今の政治状況だからああいうことをやれる民主党。政権とって、責任ある立場になったらできますか!!ってことです。

 

ここまで来ると、あの菅直人が絶叫していたように、総選挙をやって、政権をとって政権運営をしてみればいいでしょう。もちますか?もちません。1年も。ひどいものですね。意識の高い民主党の議員さんは大変なことになっていると思っているはずです。そういう意味では、我が地元の民主党の野田佳彦議員などは、かなりシビアに捉え、憂いているのではないかと思うのです。野田議員ってそういう感じの議員ではないかなあと思います。

 

だから、民主党の一部、自民党の一部大きく動いて欲しいですね。

花火大会の後始末を、できるだけうまくやって、次回の花火大会をまたお願いしたいものです。